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45歳の地図

「私は45歳、会社に入って20余年、黙々とわき目も振らず働いた。人は私を歯車と呼び・・」という台詞の歌がありましたが、組織における歯車って、替えのきく歯車なんですかね?

誰がやっても同じ結果を出せるように、同じ教育を行い、苦手な部分は克服するようにして、能力を平準化する。わかりやすく噛み砕かれたマニュアルに沿って仕事をすれば、誰でも同じ品質を担保できる・・って、なんだかなあ。"人"ではなく"機械"を求めているよう。だから「交換可能な存在」って、受け止めてしまうのではないかと。

組織って「組んで織りなすもの」と書きますが、大きくなればなるほど、組織はより複雑に、織りなされていく訳ですよね。そんな組織の歯車というものは、本当は誰でも替えのきく歯車なんかではなく、一人一人違う形の歯車が、複雑に噛み合って成り立つもの、一つでも欠けてはいけない"歯車"であってこそ、組織が最大限の力を発揮できるのではないでしょうか?そして、これこそが『組織開発』の本質なんだろうな、と思っています。


[2022.12.27投稿]いいね:5


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