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カレーパイⅡ

連日のコロナの記事。コメントには様々な「真実」で溢れています。今の「真実」は「日本は無能、欧米を見習え?」ですかね?・・どうも私の「真実」とは異なるようです。


1.
「真実はいつもひとつ!」と小さくなった名探偵の少年は豪語しますが、今回のクールのドラマで活躍の名探偵は「真実は1つじゃない、人の数だけある」と言っています。

このドラマ、思っていたよりも面白いので見始めました。カレー好きの名探偵、久能整(ととのう)は探偵でも警察でもなく、心理学を学ぶ大学生。久能がやっているのは"相手との対話"です。その目的は「相手の真実を眺めること」であり「その奥にある事実を知ること」が、事件を紐解く鍵となる。久能が見ようとする「真実」は、事件や物証という目に見えたものから後知恵バイアスで作られる辻褄合わせの論理パズルではなく、相手の見てきた事実から導かれる「真実」。相手が置かれた環境や立場などからどのような心理変化が起こり事件を招いたのか。なんだかこの"ファシリテーター"が行う"対話による問題解決のアプローチ"って、誰かに似ているなあと思いました。


2.
さて、政府が見ている「真実」って何でしょう?少なくともニュースから伝えられる「真実」ではありませんよね。例えばこちらの「真実」は見たことありますか?

《厚生労働省検疫所》
★ 新型コロナウイルス感染症の世界の状況報告(1月25日版)

上記は世界各国の地域別の感染者数・死亡者数のデータをまとめたもの。死亡者トップ3なんて趣味が悪いですが、それが"事実を眺める"ということなんですね。

2022年1月23日時点で、直近1週間(1月17日~23日)に報告された新規感染者数は2,136万2,288人で、前週と比較して5%増加。新規死亡者数は4万9,890人報告され、前週と比較して同程度。世界でも米国がダントツ1位というのは揺るぎない事実ですが、変化も見逃せない。欧州の2位、3位であるイタリアと英国は順位を上げてきていることも、先週のデータと比較することで読み取れます。

政府が伝えたい「事実」と、そこから導かれる「真実」
わかりましたか?

「真実は1つじゃない、人の数だけある」
相手の見ている「事実」を眺めましょう。


[2022.02.01投稿]いいね:36


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