平等で開かれた社会、ほんとうにくるのだろうか
EUが目指す社会の中に、「自由で平等で開かれた社会」があると解釈しています。
「反移民」「反グローバリゼーション」。EUがこのスローガンでまとまる時、半永久的に「自由で平等で開かれた社会」は閉じるのでしょう。
先の大戦争で、私たち人間が作り上げた理念。その理念が崩れ去ろうとしています。その背景には「エリート層の富の独占」があると思っています。
その反発が「反〇〇」となってあらわれ、行き着く先が「誰も幸せになれない社会」となる気がしてふさいでしまいます。
今、EUが解決すべきは、「富の分配」に他なりません。寛容を醸し出すためにも貧しさを軽減する社会システムが必要なのです。