ベーシックインカムと現代奴隷
現代奴隷(出所 BUSINESS LAWYERS 第6回 英国現代奴隷法の強化と「現代奴隷」):奴隷(コトバンク):人格としての権利と自由をもたず、主人の支配下で強制・無償労働を行い、また商品として売買、譲渡の対象とされる「もの言う道具」としての人間のこと
企業の収益に大きく貢献する人件費。ゆえに、利益を確保するために労働者を奴隷化する可能性が高くなります。
人を奴隷化しない、企業の利益を確保する。そのために、全体で "人権費" として所得保障を施すベーシックインカムを推奨したいと思っています。
基本的な生きる権利を保障する "人権費"。企業はそれを担わなくていい制度。
労働は明確な労働契約の下、自由に選択できる。企業は必要な労働力を得るためにできる範囲(業績連動)の労働インセンティブを設定し、労働契約の中で明記する。また、労働契約は常にオープンな環境下で締結され、必要に応じて検証される。
これにより、強制や人身売買を防ぐことはできないか。
これを世界のいたるところで定着できるように、常に話し合いができる機会を設ける。強権国家においても、国として利益を得らる方法だろうとも思うのです。
国境を超える自由な労働。どんな政治体制であっても、当たり前に存在する所得保障のための "人権費"。
ベーシックインカムには様々な超えなければならない課題があります。財源・公平性の確保。安定した制度のための保護・保障のからくり。etc...
「課題解決を確立しなければ導入できない」
現在、その思いが大半の人にあるのだろうと思うのです。だた、現状の制度の中でその大半の人が奴隷化の中で相対的な有利を得るために四苦八苦しているのだとしたら、人間の進化は滞ってしまう。そう思うのです。
ベーシックインカムを実験だけにとどめない。実用として磨きをかける。それが、格差を縮める唯一の方法と、懇願に近い妄想を抱いている次第。
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