根深く反目しあわないために、なにができるか

国民投票の結果、「敵同士」を創らないために、何をすべきか。キャンペーンや意見広告合戦。そこから生まれるのは、「仮想の憎しみ」とならないように、どうすれば仮想の感情を制御できるか。

論理で完結できる広報・広告活動とは。おそらく、「今は、これを優先すべき」という主張ではないかと考えています。

各々に主張があり、その論拠も存在しています。その存在を消し去るような感情論ではなく、論拠を互いによく理解し、「だから、我々の理論を先に実践すべき」という主張を展開してほしいと願っています。

「理由なき憎しみ」や「仮想被害の苦しみ」を表現すれば、互いに相手を仮想加害者として捉え、消し去るまで攻撃は止まらなくなる懸念があります。修復不可能な亀裂を生み、もう、互いを尊重するということもなくなってしまいます。

国民投票は現実を語り国民がどの方向に歩んでいくのか推し量る仕組みと解釈しています。何を優先すべきか。現実をよく理解しあいながら、理想を掲げて優先順位を決めながらその先の未来を創造する。そのような選挙前の情景になってくれればと思った次第。

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO32488920S8A700C1I10000/

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