「孤独」という名の伝染病

この記事の最期にあることばです。おそらく、世界中の先進国でこの”伝染病”が伝播していると思われます。

人類は他の動植物より進化を遂げています。それも”科学”という道具を用いるようになって、指数的に速度が増しています。比例するように、人の孤独感や無力感が増しています。

「幸せのために生きる」。ひとびとの根幹にあるこの思いが満たされない時代だろうと思います。なにが幸せか。科学で進化すればするほどわからなくなっていきます。

「人恋しいけれど、めんどうくさい」。これが、孤独の正体。だから、すぐに関係を断ち切れる空間に身を置きます。ですが、寂しいからと言って、あらためて人と繋がるためには ”めんどう” なことを繰り返さなければなりません。ひょっとしたら、結婚と離婚がそれに相当するのでしょう。

老いてパートナーを見つけるのに手間取る間に、死がやってくる・・・。科学で死に際を引き延ばしても、人恋しさは埋められない・・・。


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