仕様策定04:DNAと信用・誠実スコア

「信用ベーシックインカム」が左の横綱だとすると、「DNAと信用・誠実スコア」が右の横綱となります。さて、どうすればDNAと信用スコア・誠実スコアを結びつけることができるか。

DNAは人そのものを形成する情報で、「存在証明」となります。その存在が活動すれば、鎖のように「信用・誠実」が連ねって長くなっていきます。「存在証明」と「信用・誠実」を結ぶ鎖。それが、本システムのDNAとなります。

活動の中で、どんな協力が得られたか、どんな供給モノ・コトを生成したか、どんな需要者がいてどんな感情(信頼)をもったか。これらがDNAとして埋め込まれ、そのDNA自体がその人の存在を証明することになるのです。このDNAを解析し、現在の信用スコアと誠実スコアを算出していきます。

DNAは切断されることがあります。また、DNAを形成する鎖も組代わることがあります。その都度の、DNAを修復・固定化する機能が本システムに必要となります。「DNAの切断」「DNAの組み換え」とはどんな事象か。事象があるという事は承知していますが、その現象に至るにはなにが要素となりどんな活動で起こるのか、今の段階では確かなことが言えません。自然界で起こることは、本システムでも起こるという前提で事象を捉えています。

DNAは他から移植されることもあります。ウィルスによる感染です。ウィルスベクターも本システムで取り扱います。人が活動し移動すれば、様々なウィルスに感染します。そしてウィルスは様々なDNAを体内に持ち込み、細胞に埋め込もうとします。前出の「DNAの切断」「DNAの組み換え」のタイミングと一致した場合、他からのDNA移植が自然界でも起こっているのです。DNAレベルでの「生まれ変わり」となります。

「しばらく会わないうちに、あの人は変わったなぁ」。人は生きて活動する間に、様々な影響を受けながら変わっていきます。身体的にも性格的にも変化していくのです。身体・性格が変われば、信用も変わっていきます。変遷を確実に証明していくことが、本システムの重要な役割となります。

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昨今、個人情報を守る議論が盛んです。守ろうとすれば情報非開示の動きになります。非開示では信頼が生まれにくいと考えています。”本システムでしか解析し難い”という仕組みと仕掛けの中で、開示し共有し活用していくことを目指します。これは、左の横綱と右の横綱が「がっぷりよつで組み合う土俵」となるでしょう。まだ、これからも開示と非開示の論争が続きますが、本システムの横綱相撲を観戦していただければ、視聴者は本システムのウィルスに感染できるでしょう・・・笑。

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