タンパク質鎖国論・・・?
牛、豚、鳥、魚。これらが食卓(今は、コンビニ?)に並ぶことが当たり前の時代。けれど、育てる方は防疫に追われ、利益確保に日々奔走する現状です。一度、疫病に掛かれば、すべて殺処分となってしまうから。
それを避けるためにはどうすればいいのでしょうか。エサの育成から、国内で徹底した管理を行う事で外からの感染を防ぐ方法が選択肢として挙げられます。
所謂、「動物工場」のことです。エサとなる小さい動物やプランクトンや植物をまず工場で生産し、それを完全管理された環境で飼育している、牛、豚、鳥、魚に与える。ゲノム編集で成長を制御した動物たちですから、食肉に変えるタイミングも管理されており、利益を確保しやすい事業経営で運営されることでしょう。
不確定要素の多い天然物や屋外飼育に頼らないたんぱく質の生産流通が本格的に始まろうとしているのだと思います。天然物は富裕層のたべものとなり、日常生活では動物工場のたんぱく質が私たちの健康を保つことになるのでしょう。
これらが当たり前となれば、「たんぱく質鎖国」状態となります。消費者が ”管理運営” に関与できる「どうぶつ工場」。需要と供給の厚さが増す予感がします。