倫理は科学に勝てない

(#30年後あったらいいな 用にリメーク・・・ブラック版)

ということなのでしょうか。情報も科学とするなら、いくら「りんり、りんり」と鈴虫が如く鳴り響かせても、やがて厳冬の科学の時代はやってきます。

「倫理は冬眠するのか」。科学が進むと、究極の絶対温度の様な倫理社会が成立するのかもしれません。生暖かくあいまいな倫理を容認する余地を残さない、科学絶対主義。だから、後世に遺伝子の悪影響が残るとされても「後世の科学がそれを解決する」論理が働きます。同様に、個人情報が許可なく利用されても「悪用を防ぐ科学が解決してくれる」観測が幅を利かせます。そして、「科学が倫理を成立させる」という絶対論に到達するのでしょう。

「科学は何のためにあるのか」。人の幸せのためにある・・・のではなく、森羅万象を解明するためにある・・・のだとすれば、永遠に人の幸せのためにあるであろう ”倫理” とは折り合わないのかもしれません。

「進むDNA研究 倫理問う」日経新聞(下記リンク参照)

「巨大デジタル企業の支配力乱用を許すな」日経新聞(下記リンク参照)


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