妄想:送電網かコンテナ配送網か
*****
コンテナ型蓄電。発電地域でコンテナに蓄電して貨物輸送で必要としているところに配送して、利用終了後、元の発電地域へ返す。もしくは、蓄電需要の地域へ柔軟に配送する。
コンテナ電力利用料はダイナミックプライシングで決まっていく。需要と供給と利益を市場原理で調整するのだ。
送電は直ちに電力が必要なところへ届けるべく整備する。コンテナ配送網は時々に必要な電力消費を賄っていく。これにより、無理・無益な送電網を整備する必要がなくなる。
コンテナ型蓄電網には設置する面積・体積が必要となる。都会では立体駐車場型のコンテナ型蓄電設備となるのだろう。発電地域では環境・景観に配慮した配置となる。
コンテナ型蓄電を並べて線状になった上部を道路にすれば、車の腹に取り付けた無線充電などにより車に大容量の電池を積み込まない交通システムができる。コンテナ道路の出来上がりである。臨時に道を設置する際に活用できる。発想を逆転して線状になった下部に電線を這わせれば地下鉄電車のようなシステムも可能だろう。電線を固定化できればコンテナを取り換えることができる。
電力を自由に組み合わせて使う時代になるのかもしれない。送電網に頼らず賢く発送電できる文明はそう遠くない時期に実現するのだろう。
*****