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【漢字楽習室へのご招待6】 漢字を楽しく学ぶステップ⑶ 書ける
漢字が大好きな日本語教師、
漢字教育士の
よりこ先生です。
前回は、
漢字は、意味が分かってから、
読みを覚えると良い、と
お話ししました。
次のステップは、
いよいよ「書ける」です。
意味がわかる→読める→書ける
意味が分かって、読めたら、
書けるとなお良いですね。
どうやって指導しますか?
ここで、まず、
私の失敗談をご紹介します。
大学で教え始めて間もないころ、
漢字のクラスのアシスタントを
していたことがあります。
テキストは全員同じなのですが、
1課ずつ各自のペースで自習させていました。
小テストに合格したら、
次の課へ進む、というシステムでした。
1日に2〜3課進む早い人もいれば、
2日で1課がやっとのような人もいました。
担任の先生はとても厳しい方で、
テストの点が8割に満たないと、
不合格にしていました。
何度受けても受からない人がいたのですが、
しばらくすると、その人は
教室に来なくなってしまいました。
その学生のために、
何かできることがあったのでは?
と思いました。
その後、
私がその漢字のクラスの担当になったときは、
やり方を、少し変えてみました。
小テストが不合格のときの対応
惜しいミスの場合は、
その場で、
回答用紙の余白に、
3回だけ練習させました。
字形を確認し、大丈夫なら、
すぐ再テストし合格にして、
次の課に進ませました。
それ以来、
漢字のテストが嫌で、
クラスをやめる学生は
いなくなりました。
「書く」ための指導法
漢字を「書く」ためには、
漢字の字形を覚え、
手を動かさなければなりません。
でも、覚えさせるために、
何度も書かせる必要はありません。
最大でも3回までにしましょう。
何度も書かせたら、
ほとんどの人が、
漢字を嫌いになってしまいます。
漢字の字形を覚える方法は、
実は、いろいろあります。
次回以降に、
ご紹介しますね。
お楽しみに。
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