【#私の挑戦】 〜跳び箱〜
跳び箱
小学校の体育の授業で、
跳び箱がありましたね。
運動の中で、
私は跳び箱が一番苦手でした。
というか、
全く跳べませんでした。
小学校5、6年の頃、
水泳は、夏休みに頑張って、
100m泳げるようになったし、
長距離走は、早いほうでした。
でも、跳び箱は
全くだめでした。
中学生になっても、
3年間、一度も
跳べませんでした。
高校1年生になった
ある日のこと。
跳び箱の授業がありました。
すごい人は、
ただ跳ぶだけでなく、
跳び箱に手を突いて、
空中を飛んでいきます。
(跳馬の馬が
跳び箱になっている、と
イメージしてください)
皆から歓声が上がりました。
それに比べて、
高校生にもなって、
跳び箱も跳べないなんて、
恥ずかしい。
でも仕方がありません。
クラスメートと一緒に、
何度も何度も練習していました。
気づき
その時、ふと、気づきました。
どうして跳べないのだろう?
小学校のグラウンドには、
馬跳び用のタイヤがたくさん
並んでいました。
馬跳びは、跳べたよね。
うん。
人が膝に手をついた状態で、
馬跳びをしたとき、
それも、跳べたよね。
うん。
じゃあ、違いは何だろう?
助走?
助走だ!
そうだ、
助走しないで跳んでみよう。
跳び箱の前まで歩いていって、
助走しないで、
跳んでみました。
そう、馬跳びのように。
跳べた!
ついに跳べました。
すると、
どうしたことでしょう。
それまで跳べなかったクラスメートも
跳べたのです。
二人で手を取り合って
小躍りしました。
助走しないと跳べない。
その考えを変えたとき、
跳ぶことができたのです。
それ以来、
一番高い跳び箱も
楽々、跳べました。
思い込みを疑ってみよう
跳び箱に限らず、
なんでも、
やり方は一つではありません。
うまくいかないときは、
思い込みを疑ってみよう。
そう思えた体験でした。
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