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固相・液相・気相とは?

今回は土壌の「物理性」について書いていきたいと思います!トピックは「三相分布」です。


三相分布とは?

土壌は、固相と液相と気相によって成り立っています。これらがその土壌の物理性を特徴づけるものとなります。

  • 固相…土壌粒子や植物根、腐植など

  • 液相…土壌水

  • 気相…空気

そして固相・液相・気相の各容積の割合を「三相分布」と言い、この三相の割合を作物にとって良いバランスにすることが大切です。

三相分布の理想的なバランス

三相分布

三相分布の理想的なバランスは、

  • 固相率…40〜60%

  • 液相率…20〜30%

  • 気相率…20〜30%

とされています。また液相率と気相率の和は「孔隙率」と呼ばれていて、孔隙の中でも気相は特に重要で、気相率が低いと排水性が悪くなり、根の発達や作物の生育に悪影響を及ぼします。

それでは気相率(孔隙率)を高めるにはどうすれば良いのでしょうか。次回はその方法に繋がるトピックについて書きたいと思います。

本日も最後まで読んで頂きありがとうございました!

川島珈琲研究所

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