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放送大学 面接授業 心理学実験3-4 社会的推論(ヒューリスティック)

心理学実験3とは?

認定心理士を取ろうと思ったら外せない授業です。心理学に関する実験の授業なので、面接授業となります。面接授業とは、各地の学習センターへ行って受講する授業のことで、年に2回履修登録をして受講することができます。

実験の授業には、心理学実験1、心理学実験2、心理学実験3、心理学実験基礎の4種類があり、1、2、3は1単位の面接授業、基礎は2単位のオンライン授業です。

今回の心理学実験3では、ストループ効果、社会的推論、囚人のジレンマの3つの実験を行って、それについて3つのレポートを制作します。

レポートは重要で、そのできが成績に直結します。心理学実験3では私は最高成績であるⒶをもらうことができました。

社会的推論(ヒューリスティック)

ストループ効果・囚人のジレンマに続いて3つめの実験は「社会的推論(ヒューリスティック)」です。

これは、人は、不確定なことがらの確からしさを判断する時に、確率ではなく、不確定なことがらの確からしさに関しての「信念」に基づいて判断すると言うことを見てみようという実験です。

例によって何を言っているのかいまいちわかりにくいですよね…

と言うわけで、代表性ヒューリスティックの例を下記に記載します。

「リンダは31歳の独身女性、とても知的で、はっきりものを言う。大学では哲学を専攻しており、学生時代は社会主義と差別問題に関する活動に深く関わり、核兵器廃絶のデモに参加していた。さて、現在のリンダを推測する場合、可能性が高いのはどちらか?」

A)彼女は銀行員である
B)彼女は銀行員で、女性運動で活動している

どちらだと思いましたか?

Aは銀行員であると言う可能性だけを見ればいいのですが、Bでは銀行員と女性運動で活動しているとの2つの条件を見なければなりません。
確率論で言うと、「銀行員」のみのAのほうが可能性が高くなっていますが、多くの人はBを選んだのではないでしょうか?

これは確率論で見るだけでなく、リンダの性格や行動を見てB)が正しいだろうと判断しているために起こります。

ヒューリスティックにはこのほかに、利用可能性ヒューリスティック、調整と係留のヒューリスティックがありますが、この2つの説明は心理学実験3を受けたときに楽しんで下さい!!

実験開始

この実験では、パソコンは使わず、質問紙が配られました。(結果の整理にはPCを使用しました)

今回は2人1組で、片方が実験を実施する人と実験参加者になって実験を実施しました。実施者と参加者は後で交代して両方を経験します。

実験の教示は紙に書かれているものを読み上げていきます。レポートの教示のところにはそのまま記載します。

3つの質問紙に双方が回答を終えたら、データをPCに打ち込み、全参加者のデータを集めて集計します。

今回も集計結果をt検定して、有意差があるかないかを算出しました。t検定!?と驚かなくてもOKです。前の実験と同様、講師の先生が丁寧に教えてくれます。

質問紙や集計した数字、検定の結果などをレポートに記載して提出します。

私が書いたレポート

参考に私が書いたレポートを下記に載せておきます。こんな感じに書けばいいと言う見本として利用してください。これをこのまま提出することは絶対にしないで下さい!

今回私はこれでⒶを取ることができましたが、これを参考して提出したらⒶを取ることができると保証することはできませんのでご了承下さい。

レポートの書き方についてはそのうち細かく書こうと思っています。

私がⒶを取ったレポートをPDFファイルにして以下に掲載しました。A4サイズ7ページで、表やグラフもありますので、書き方の参考にして下さい。

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