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ポジティブ/ネガティブ

お世話になっております。
小林ぼっちです。

当方しがないピン芸人でございます。その活動の中で毎月「感じるな、考えろ」というトークライブを実施しております。

このライブは、たましいおおくす君という平仮名のみのピン芸人と僕とが、日ごろの生活の中から浮かび上がった違和感や発見を理屈・屁理屈で固めて吐き出し、哲学に明るいマザーテラサワさんという片仮名のみのピン芸人に聞いてもらって、あーだこーだそーだどーだと議論し合う、大変アカデミックなトークライブです。

そこで自分が話した内容を、そのままライブ中の瞬く閃光として見送るのもまた粋ですが、せっかくなので自分の中で腑に落ちた屁理屈を選別し、今若手芸人界で最もナウいとされるnoteの場にライブ後記として紹介しようと思います。

ちなみに……

もし僕が今後の人生で万が一、新聞の一面を汚すような事態が起こった際、「あいつは昔から人格に欠陥があった」などと周りから知ったような口ぶりで嬉々として語られるのは癪(しゃく)です。しかし、このトークライブによく足を運んでくださったお客様には、特典として「前々からやると思っていた」と公言していい権利が与えられます。もちろん、逆に何か大成した時でも言ってください。そう言わせられるように今後も尽力いたします。

閑話休題。

note一発目の議題は「ポジティブ/ネガティブ」。

世間ではポジティブ(プラス思考)=良きこと、ネガティブ(マイナス思考)=悪しきこと、というのが一般的な認識です。
僕はずいぶんと前からなんとなくこの見解に胡散臭さを感じていました。大人なら誰でも周知のとおり、ポジティブな嫌われ者もいれば、ネガティブな人気者も世に大勢います。

ではなぜ、この固定概念が生まれたのか?
それはちょっと考えてみれば当然のことでした。

ポジティブな人はポジティブがゆえにポジティブな自分に肯定的です。同様に、ネガティブな人はネガティブがゆえにネガティブな自分に否定的。
すると、仮に世界がポジとネガの二極化で構成されているとした場合、「ポジ=良い、ネガ=悪い」の意見が100%、一色塗りの円グラフが完成してしまいます。

要は各々が主観で捉えた場合の認識だったわけですね。おそらく。
しかしもっと客観的、第三者視点に立ってみれば、「ポジ/ネガ」と「良し/悪し」の判別は混同すべきではないんです。ポジティブがゆえに傷つけること、ネガティブがゆえに気づけることも大いにあります。

ですからネガティブな人も決して悲観せず、もっと堂々と胸を張り……

「おい!そうやってネガティブな人に前向きになれって勧めるってことは、結局ポジティブの優位性を証明してるじゃないか!」

え、いや、あくまで気を楽にしていいんだよっていう助言であって、決して人格の優劣を示したわけでは……

「ネガティブが気を病む根源ならやっぱり悪いことなんじゃないのか!そもそも何なんだお前、専門家でもないくせに!」

確かに、僕はどうせつまらない人間だ……ブツブツ……

自分一人で思考を巡らせると、こういった結果を招きがちですが、おおくす君とマザテラさんがここに加わることによって毎回議論は異様な膨らみと動きを見せてくれます。無理に答えを出すこともしません。

達観したひねくれ話が聞きたい人にはぜひオススメ!
そんなトークライブ「感じるな、考えろ」。
次回は第8回、5/16(木)開催です。


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