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韓国マスオさん日記 〜韓国の交通事情と運転免許 前編〜

※タイトル画像は、スミで和えたイカ。記事の内容とは関係ありませんが、美味しかったので…。

 韓国に来てから、もうすぐ3ヶ月になります。
 
 前回の投稿からだいぶ時間が空いてしまいましたが、久しぶりに韓国での生活について書いてみたいと思います。

 この間、働いていないといえば働いていないし、めっちゃ働いているといえば働いています。詳しくいうと、会社に勤めているわけではないので、賃金収入はありません。たまに日本語を教える家庭教師として小銭を稼いでいますが、これは雀の涙ほどの額です。いまは連れ合いと一緒に起業するための準備に追われています。どういった会社を立ち上げようとしているのかについては、また別の機会に書こうと思いますが、とにかく二人にとって未知の世界です。あーでもないこーでもないと言いながら、少しずつですが前に進んでいるところです。

 そのため、働いていないといえば働いていなし、働いているといえば働いている状況です。

 「それなら収入はどうするの? 」と思われるかも知れません。カツカツの生活をしているのかといえば、実はそんなことはありません。まず、いま住んでいるアパート(注)の家賃は、東京やソウルの相場と比べて1/3程度ではないでしょうか。また食事については、連れ合いの実家から色々と差し入れがあるのでかなり節約できています(そのお礼として、たまにわたしが日本式のトンカツやチャーシューを作っています)。また先に書いた通り、連れ合いと一緒に日本語講師のバイトもちょくちょくしています。そのため、いまのところ経済的に困窮しているわけではなく、むしろ支出が多くないので気持ち的に余裕をもって生活できているというのが実感です。

注)韓国の「アパート」は日本の「マンション」に該当し、中には超高級な「アパート」も存在します。この文章を読むのはほぼ日本の人だと思われるので、ここでいう「アパート」は日本でいうそれ、つまり比較的安価な賃貸物件という意味で使いたいと思います。

 ちなみにもうすぐ2歳になる子どものことは、二人で交代しながらケアしています。わたしが午前中のケアを任されたときは、子どもと二人で近所を散歩したり公園に行って遊んだりするのですが、とにかく子どもと外出するときは注意が必要です。というのも、光州の交通事情はお世辞にも良いとはいえないからです。

 例えば、家のすぐ近くにある道路。本来なら対面通行道路のはずですが、写真の通り両側に駐車してあります。しかも駐車している方向がバラバラなので、もはや韓国が右側通行であることすらわからなくなります。そのため、通勤時間帯や夕方は両方向からきた車が鉢合わせになり、交通渋滞が発生することもしばしば。

 日本にいたときは、よく連れ合いと「日本人と韓国人、どっちがマナーが悪いか? 」という話題で盛り上がっていました。これは悪口を言い合うのではなく、むしろわたしは日本の、連れ合いは韓国の悪い点を言い合う「悪いところ自慢」のような構図になっていました。ところが、韓国で暮らすようになってからは「とにかく交通事情については韓国の方がはるかにマナーが悪い」とわたし自身も考えるようになってしまいました。

 また、韓国では自動車が右折する際(日本でいう左折)、たとえ進行方向の信号が赤になっていてもそのまま行ってしまうのが普通です。

リンクの記事によると、

 韓国は自動車の右側通行を採用しており、これまでは赤信号でも他の車や歩行者の交通を妨害しなければ右折することができた。だが(2023年1月)22日からは、右折車用の信号機などが設置された場所では青色の矢印が灯火しない限り右折できず、こうした信号機などが設置されていない所でも、一般の信号機が赤色なら必ず一時停止してから右折しなければならない。

 となっています。

 そもそも赤信号でも右折ならしていいというのも、日本に長く暮らしていたわたしには衝撃的でした。14年前ソウルに留学していた時も、赤信号を右折していく車を見るたびに「いったい何を信じて運転したらいいのか」と大混乱したものです。
 しかも罰則が厳しくなったいまでも、赤信号できっちり止まる右折車はほぼゼロです。

 こんなことを書くと韓国の悪口を言っているように思われるかも知れませんが、あくまで日本から来た者が感じたカルチャーショックと理解していただければいいかも知れません。まあ危険なのは間違いないのですが…。

 韓国の交通事情はこんな感じなので、しばらくは運転することもないと思っていました。ただそんな悠長なことも言ってられません。今後仕事を本格的に始めれば遠方まで車で出かけていくこともあります。それに光州はやはり地方都市、市内であっても車がないと移動時間がかかってしまいます。ということでわたしも韓国で免許を取ることになりました。

 韓国出身の連れ合いが日本で免許を取得した際は、特別手間のかかる手続きはなかったそうです。そのためわたしも日本の免許を持って試験場に行けば、簡単に免許を発行してもらえるものとばかり思っていました。

 ところが、韓国で免許を取得するには、割と面倒な手続きが必要なのです。そのことについては、次回また書きたいと思います。



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