並べるものと並べぬもの
Radioheadの無料公開ライブを見ながら書いています。
安曇野市の有明にある「ビストロ nori」という洋食屋さんで本棚を置かせてもらい委託販売をしている。
あっ、雪だ、雪が降り出してる。
せっかくお店の一隅の借りて本を並べるので、売れた方が良いのではとお店に来る方たちの客層なんかを考えて本を並べる。
でも、なんとなく散漫でつまらない品揃えになる。もちろん、多少テーマを自分なりにつくってチョイスしたのだが、やはりつまらない。
もっと、自分勝手で良いのかもしれない。
自分勝手で自己主張する。
ただし、その自己主張をきちんと伝わる工夫をする。そうすれば自分勝手でも良いのではなかろうか。
伝わらない主張はむしろその方が他人にとっては奇異で怖いのかもしれない。
並べたものにもわたしの個性が出るし、並べなかったものにもよりわたしの個性がでる。それは当然だと思う。でも、そのわたしをまずは他人に認知してもらうことから始めなくてはならない。わたし、がどこにいるのかわからないのに、個性とか中身とかいってわめいても引くだけ。
どんなひとでも、他人の中身に関心があるだろうけど、その他人の輪郭がはっきりしなくては恐怖でしかない。ぎゃくにどんなに暗黒中身だろとも、きちんとわたしというものを説明できていれば、怖がられずに受け入れるモードにだけはなるのだと思う。
わたしたちは、こわいものを覗き見したい欲求はあるが、自分の身の安全を確保せずに覗く勇気はない。
週末にはもういちど並べる本を吟味しよう。そして、伝える努力をしよう。まず自分はなんなのか、なぜこうしているのか、自己紹介は大事。
レディオヘッドとしだいに勢いを増す雪で集中できない。