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京北地域と盆踊り
京都市右京区北部の位置する京北地域は、丹波地方に属する山間地帯です。
面積の9割以上を森林が占める京北地域では、古くから平安京をはじめとした社寺仏閣へ建築用材を送り出す「御料地」として林業が栄えていました。現在もスギやヒノキなどの美林は有名で、ほかにも地域を流れる桂川では鮎漁が行われるなど豊かな自然環境が特徴的だといえます。
また、この地域には、北朝時代の北朝の初代天皇として知られる光厳天皇が貞治元年(1362)に創建した「常照皇寺」など歴史ある神社仏閣や、丹波平定を織田信長に命じられた明智光秀が築いた「周山城」跡などがあり、歴史や文化に触れられる場所としても知られています。
このような豊かな自然環境と歴史・文化に恵まれた京北地域の人々は、夏のお盆の時期になると地区ごとに盆踊りを踊ります。
しかし地域人口の減少などを背景に、昭和の終わり頃から各地区の盆踊りは継承の危機に陥ります。危機を迎えると、地域の住民の方々を中心に盆踊りの保存会を作って、練習会を定期的に開催するなどして盆踊りの継承に努めてきました。
そのような地域の方々の声を伺うために、当時、地域おこし協力隊として活動していた常盤さんと、京北地域にある料理旅館「すし米」の女将である黒川さんが「京北の盆踊りを語りあう」と題した座談会を行いました。
本アカウントでは、常盤さんと黒川さんの協力のもと、京北地域を構成する6地区のうち「周山」「弓削」「山国」「宇津」の4地区で行った座談会の様子を少しずつご紹介します。
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▼各座談会の様子はこちら
▼弓削音頭についてはこちら
*3月上旬公開予定
▼山国音頭についてはこちら
*3月上旬公開予定