褒められて人は伸びる?
こんにちは、K-baraです。
今日は心理学ネタです。
今回紹介するのは、アンダーマイニング効果とエンハンシング効果と呼ばれる2つの心理現象です。
1.アンダーマイニング効果
私は、子どもの頃、お菓子やお小遣い、TVゲームといった、物質的なご褒美に釣られて勉強や習いごとをするのがイヤだったんですね。
当時は、上手く説明できなかったのですが、見下されているというか、支配されているというか、何とも言えない不愉快な気持ちになっていたんです。
実は、この不愉快な感情も今思えば、アンダーマイニング効果の一種だったような気がします。
アンダーマイニング効果とは、純粋に好奇心や楽しみで始めたことに対して、金銭などの報酬が外部から与えられることにより、かえってやる気が下がってしまう現象のことです。
2.エンハンシング効果
ご褒美を与えることは、何もかもダメなのか?
必ずしもそんなことはなく、適切なご褒美を与えることは、モチベーションアップにつながります。
それが、エンハンシング効果と呼ばれる現象です。
こちらの解説が分かりやすいですね。アンダーマイニング効果も併せて説明されています。
↓↓
要約すると、積極的に始めた行為ではなくても、努力や過程を褒められることで、やる気が高まり、最終的にはその行為自体の面白さ・楽しさに目覚める現象です。
3.なぜ急にこの話?
ちょうど今年の4月で、社会人になってから丸っと10年が経ちました。
ちょうどキリの良いところで、今までの社会人生活を振り返ってみると、給料のために!と色々なアレコレ我慢しながらやった仕事は、担当が変わった瞬間速攻で忘れました笑
反対に、人間関係良好な環境でワイワイ楽しくやった仕事は、すぐに覚えましたし、今でもそれに近い分野の仕事を続けています。
もちろん、仕事内容との相性もあるので、一概には言えないですが、やはりエンハンシング効果によるところもあったと思います。
周囲のモチベーションがなかなか上がらない時、このエンハンシング効果を思い出してみてはいかがでしょう?
4.まとめ
ここまでお読みくださりありがとうございました。
今日はアンダーマイニング効果とエンハンシング効果について、そんなトピックがあるよと言う話をしました。
ざっくりまとめると、人間は物とカネで釣るよりも、頑張ったプロセスを褒めるとやる気が出てくるよって話です。
ちなみに私も、これからはもっと上手く自分のご機嫌をとって、「セルフエンハンシング効果」を起こしながら、このストレス社会を生き延びたいと思います。
それではまた!