檄文:GLIM SPANKY「ダミーロックとブルース」
J-POPの上っ面だけしか聴いて育ってなくて、どこかで聴いたような一本調子で凡庸で陳腐なメロやリズムやどこかで使い回したようなその場凌ぎの薄っぺらな語彙を落ち着きなく並べ立て、チンケでゲスな曲を排出し耳障りに空回りし続けるチャラくて軽薄で屑みたいな、恥知らずの日本の他の軽バンドとは違い、この若者たちは、教養の深さ・広さが並み外れており、感じられるその育ちの良さ故に、この若さでもその創り出す作品はかなり昇華され洗練されていて、世代を超えて聴く者の琴線を震わせ心地よく高揚させてくれる。海外に出て行けば、単なるジャニス・ジョプリンやジミヘンの60年代後半風な雰囲気だけでなく、金子マリや浅川マキやカルメン・マキや、あるいはデリコや川瀬智子や椎名林檎や矢野顕子(顔似?w)やら、友部正人らの日本が伝統的に培って来た良質な音楽の世界観をも醸し出しその融合により新鮮な感覚を呼び起こすが故に、必ずや海外のロック・オヤジや少年たち(そしてオバサン・少女たち)の心を鷲づかみにし彼らの琴線をも振るわせて、その共感の輪はうねりながら世界中に波紋のように拡がって行くことだろう。とにかく、日本国内だけでちまちまと消耗されたままで終わらせてはいけない!日本ではとりあえず付いて来る者だけを相手にしているだけでいいから、先送りにして、むしろ海外でセンセーション(旋風)を巻き起こすもっとうまい戦略が今後、必要ではないだろうか…。そのためにも、国内だけでなく海外にも目が行き届く優秀なスタッフで周りを固めろ!
(ほぼ10年前の駄文www)
⇒Hanashi Wo Shiyou · Glim Spanky 歌詞英訳
⇒浅川マキ こんな風に過ぎて行くのなら・歌詞英訳
⇒うた 金子マリ&バックスバニー ( 歌詞翻訳付き)