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郷さくら美術館「四季折々の庭園」を見てきた

これも行ってみたかった美術館の1つ。ようやく行けた。
現代日本画を専門に取り扱っているので、私が好きな展示が多いはず。

今回はこの展示だった。
植物の絵がたくさんで楽しかった。

展示

メインビジュアルにも使われていたこの作品が、やっぱりすごかった。
奥の二方面にででん!と展示されており、圧巻だった。
鮮やかで一つ一つの植物もきれいだった。
緑色が、やっぱり日本画っぽい緑青の青みがかった
緑だった。
ここでもケイトウが描かれていて、形も色も映えるから絵のモチーフになりやすいのかなと思った。

林 潤一《四季花卉図》2001, 2000年

同じ作家のこちらの作品もよかった。
日本画は輪郭がはっきりしたような植物絵が多くて好き。

林 潤一《肥後椿》2000年

これは写真くらいに精巧に描かれており、顔を近づけて見てもぼやけることがなかった。でも、ちゃんと桜が日本画のタッチだった。

中川 脩《退蔵院春宵》2021年

ほとんど一色なのに、ちゃんとバラだと分かる絵。
黄金なのに華美過ぎる感じもなく、きれい。

乾 露予《バラ》2013年

これ含めて、どの金色もまだ綺麗で、本当に今の作品なんだなと思った。古典作品のようにくすんだりしていない。

おわりに

駅から美術館まで歩く途中で、目黒川に架かる橋を渡る。
その川沿いはたしかに桜の季節はきれいなんだろうなと思わせる風情があった。
また桜の咲いてる頃にも来てみたい。

ショップて、この日本画体験キットを買った。
日本画の道具を簡単でも揃えようと思うと大変そうだったから、まずはこれで試してみる。

絵葉書も買ったけど、やっぱり現物のよさはわからなくなるなぁと思う。見に行って目の前の本物を鑑賞する意味がある。

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