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こどく
もしもあなたに孤独を感じる時があるなら、自分は誰からも何からも必要とされていないと感じる時があるなら、この内容をぜひ読んで欲しい。
人は生を受けた瞬間から孤独とは無縁になるものだ。産声を上げたその瞬間から社会の一員となる。その中に身を投じているだけで孤独ではない、孤独にはなれないものだ。
でも、孤独感という感覚は確かにあって時折私たちの心を蝕むのも事実である。孤独にはなり得ないはずなのに孤独感に苛まれるとは何か?矛盾していると感じるだろう。これらは「マクロとミクロ」の違いであると私は考える。
マクロ的な考え方をすれば人は社会の一員であり、社会というのはヒトで構成されている一つの巨大な集団だ。だから孤独にはなり得ない。ただ、ミクロ的に社会という巨大集団に含まれる小さな一集団の中にスポットを当てると「その中で浮いていないか・ハブられていないか」という様なところに孤独が潜んでいるのではないか。
だからあなたの心が孤独を感じた時は視野を広くして欲しい。あなたの今の寂しさの先にはあなたをあたたかくさせてくれるヒト・場所がきっとあるのだから。いいや、もしかしたらあなたを必要とし迎え入れるのはヒトだけではないのかも知れない。
……今朝、目覚めたら両足に計8箇所、蚊に刺された痕があった。痒い。この痒みは私が彼らに必要とされた分の痒みだ。痒い。繰り返すが人は生を受けた瞬間から孤独ではなくなる。痒っ。こうして色々なものと関わりを持ち、色々なものと接して生きていかなければならなっ痒いーっ!極端かも知れないがそういう大雑把な考え方や生き方も自分のためには必要なのだろうと思う痒いわーっ。
ヒトは寂しさにはてんで弱く、無意識に自らを蠱毒(こどく)してしまう様なそんな生き物だと思うから。ああッ!痒いッ!
と、大きく書いてはみたけれど本当のところは「ただ蚊にめっちゃ刺されました」っていう小さな小さな私の愚痴、なのである。さ、薬塗ろうっと。
りあくえ水曜担当
ミラクルファンタジスタKeroco