弱いまんまで
人間は元々弱い生き物なんです
なぜ人間は生き残れたのか?
ライオンとか、熊とか、オオカミとか、明らかに人間より強い動物がたくさんいるのに、なんで人間は生き残れたのでしょう?
1対1なら、たぶん簡単にやられて、食べられてしまいます。
それは、協力してチームで戦ったんだからだと思うんです。
弱者の戦い方
めちゃくちゃ強ければ、1人で行って戦えばいいと思うんです。
でも人間は「自分は弱い」と自覚しているから、そんな戦い方はしなかった。
周りの人と協力しあって戦った。
ワナを作る人、武器を作る人、ワナまで誘導する人、武器で攻撃する人、仕留めた獲物を運ぶ人、獲物を料理する人などなど。
作業分担して、チームになって、1人ではかなわない相手に勝てたのではないでしょうか。
弱さを自覚しよう
人間は弱いということを自覚した方がいいと、いかりや長助さんが提言したものがありました
いかりや長助さんは、昭和の時代に「8時だよ!全員集合」というモンスター級のお笑い番組をやっていたドリフターズのリーダーだった人です。
私も子供時代、欠かさず見てました。
モーレツ時代の終わり
昭和って高度成長期で、イケイケイドンドンで、やればれるだけ成果が出る、モーレツ社員は最高、みたいな「強い方がいい」という感じの時代でした。
そんな時代の中心にいたいかりやさんが、「強がらなく、自分の弱さを受け入れて生きていこう」と言う提言をしたというのが、すごくリアリティがあるというか、たどり着いたひとつの境地なのかぁと思いました。
令和に必要なもの
令和の日本は、円も強くないし、産業も昔ほどすごくない。はっきり言って弱い。
だからこそ、弱さを自覚できるし、協力して生きていくという事の大切さが増しているように思います。
スマホもAIもある
今や、知りたいことはスマホやAIが教えてくれます。暗記する勉強法は必要とされなくなると思います。
大切になってくるのは、いろいろな情報をどう使うのか、それを元にどう発想するのか。
「好き」を見つけよう
何か1つ「好き」なことを見つけて、それを掘り下げていくと、自分ならではの発想に近づけるんだと思います。
全部を上手にできる必要なんてないんです。苦手な部分は、仲間に助けてもらいましょう。代わりに自分の「好き」を仲間に教えてあげましょう。
弱いと自覚した者が手を取り合って生きていく。
いかりやさんが提言した時代が近づいてきているのかもしれません。