俳優・二宮和也オタク
映画「TANG タング」を見てきた。
内容はともかく、(めちゃめちゃ面白かった、リピ確)
改めて二宮和也の演技に惚れた。
もちろん嵐・二宮和也も好きだが、(ファンクラブ勢)
俳優・二宮和也も大好きなのだ。
彼が演技をすると、二宮和也はその瞬間どこかに息を潜めてしまう。
その役柄に100%化けてしまう。
医者、二重人格者、ダメ夫、ダメ父親、兵士、カメラマン、、、。
数々の役柄に違和感なく化けることが出来るのは、
彼がその役に個人的に同情しないから、である。
「人生は同情できるほど薄っぺらいものではないから」と彼は言う。
そして彼は、台本を覚えないそうだ。
そのシーンの脈絡をしっかり把握することに時間を割き、
セリフはその時に自然に出たもの。
天才でしかない。
しかも、彼は演技開始直前まで趣味であるゲームをしている。
耳はしっかり傾けているものの、確認のためのモニターもあまり見ない。
「自分の考えが生まれてしまう。それだと、監督の思うとおりに動けない。」
彼はほわほわした喋り方で癒し的な存在であるが(私にとってかも)
自分の考えを持っており、普通にとらわれない。
自分に合ったやり方をちゃんと知っていて、
それを簡単に曲げずに貫く人である
と私は感じている。
だから、誰もが彼を信じ、誰もが好きになるのだと思う。
私は、彼の独特な価値観も好きで、それに救われたこともある。
目標なんていらない、結果さえよければいいとか
変わらないことこそがすごい、とか
お疲れさまって自分に言えるのは働く人の特権、とか。
中でも救われた言葉がある。
私は基本ネガティブ人間。
世間ではポジティブ人間の方がいいと思われがちであるし、
私もネガティブな自分が苦手だった。
彼は、ポジティブになるためには、
ネガティブで居続けるべきだと言った。
自分磨きをしよう!とか楽しいことをしよう!とかではなく、
ネガティブでいいんだ、と。
「ネガティブな時の方がポジティブに触れる時間が長い。
ポジティブだったらなあとか考えたり、
ポジティブな人の動画を見たり、ポジティブな音楽を聴いたり。
ないものねだり。」
私は、この言葉を聞いて、あ、このままでいいんだと
安心したのを覚えているし、ネガティブ人間な自分を気にしなくなった。
嵐・二宮和也もそれはまあとてつもなくかっこよくて素敵だが、
俳優・二宮和也が創り出す数々の役柄や
1人の人間・二宮和也が紡ぐ言葉に魅了されている。
そして救われている。
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