もはや、これまで…
この言葉を、幾度となく夫婦で言ったことでしょう…
いくら原石。
まだまだ成長の途中…
子供の可能性は無限大♾️
そう自分たちに言い聞かせてきても、今現在中々活躍できないのは確か…
技術がなくてもサッカーの本質を理解しなくとも、大きさ強さや速く走れるだけで、
『あの子上手いー!カッコいいねー』などの言葉が聞こえてる。
一方…息子への言葉…
1番酷い言葉を聞いたのは、
保護者のお婆様の言葉。
その子のパパはサッカー経験者なので、そのお婆様もサッカー少年を育ててきた、今で言う元サカママ。
私の息子がボールを持つと、最適な判断をするために周りを観る、そして自分の思い描いたイメージと、身体の成長が合わず少し判断が遅くなってしまう。
けど、あくまでもそれはしっかり周りを見れてる証拠。
何も考えず縦に走るのではなく、周りの状況を観る、そして考える癖があったのでどうしても遅く見えてしまう。
そして、走って急いで攻めるだけがサッカーではなく、そうできない状況も時にはあるのですが…
そのお婆様…
『コイツ、遅い!コイツ見てたらイライラする!』と、お嫁さん(ママ)に愚痴をこぼしてました…
ぜーんぶ、聞こえてますよー!
その子の親は私ですよー、今隣にいるんですよー!と
独り言のように言った私。
本当は文句を言いたかったけど、その保護者とは仲が良いし、そのばばぁ…←おっと、失礼しました。
そのお婆様は、たまにしか来ないので…
しかも絡むと面倒くさそうな方だったので、グッと堪えて我慢しました。
なんで、こんなふうに言われないといけないのか…
私のぎゅーっと握った握り拳には爪の跡が食い込んでました。
保護者以外にも悔しい事は沢山あり。
トレセンにおいても、所属チームでも違うコーチからは否定されたり、馬鹿にされたり色々ありました。
足が遅い=走り方がおかしい→ボールが外に出ていった息子の走り方を見て、他の子達に
『今見た?こんな(真似しながら)走り方してたよ!』と…
なんでこんな大人ばかりなんでしょう…
指導もだけど、やはり人間的に未熟な方がいます。
勿論、監督のような素晴らしい方も沢山いるのは事実で…
でも、これだけ親子で辛い事が多く、本人も時には弱気になったり、やる気が減ったり…
悔しさをバネにできず、縮こまったりする姿を見て
もはや、これまでか…
と何度も思い、それはやはり現在も進行形です。
こうやって、やはり面白く無くなって、辛くなって辞めていく子が多いのも事実だと思います。
原石かもしれない子達が、見極めきれない大人達のせいで消えてゆく。
または、ただの石ころか!と早い段階から見切りをつけて捨てていく…
そんな感じがします。
何度も諦めかける私たち夫婦に対し、悔しくて泣いたり、へこんだり、時には自暴自棄になったりし、衝突することも沢山ありました。
しかし、息子はずっと頑張っています。
まだまだなところも沢山あるけど、報われないことが多いのにどこか光らせ見つけてもらう時を夢見て踏ん張ってます。
でも、私達夫婦も信じているのです。
今は、目立たないけどきっと、身体が追いついた時、今まで思い描いたことが表現できなかったことができるようになり、大きな花が咲く。
石ころのような原石が、宝石として誰もが認めてくれる日まで。
息子が頑張り続ける限り、誰よりも信じ、応援し、サポートしていきたい。
このブログを見くれている皆さんは、お子さんのことで悔しい思いをしたことがありますか??
自分のことじゃ無いのに、自分の事以上に悔しいもどかしい。
でも、心に1番深いダメージを負ってるのは
子供達なんでしょうね。
でも、きっと大丈夫ですよ!
信じて続けていけば。
身体能力が高くなくとも、活躍できる!
その言葉を教えてくれた、今まで出会った数名の恩師達。
そして、スペインの下部組織の指導をされている方の言葉。
勇気づけられるその言葉を悩んでる皆さんにも知ってもらいたいと思います。
続きは次の記事で…