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ブラック研究室は実際にある?




ブラック研究室とは

大学生なら「ブラック研究室」というワードは聞いたことがある人も多いでしょう.
ブラック研究室の特徴としては,コアタイムが長すぎる・教員が高圧的・教員が適切に指導をしてくれないなどです.

特に理系の学部に進学した人は,大学3年生あるいは4年生から研究室に配属される場合が多いので,希望する研究室選びは慎重に行った方が吉.

今回は私の経験も交えながらお話ししたいと思います.

そもそも本当にあるのか?

そうはいっても,そもそもブラック研究室なんてあるのかと思いませんか?

あります.

ブラック研究室かどうかは人の価値観によって多少異なるとは思いますが,研究室に所属していて「辛い,しんどい」という感情が常に心の中にある場合はブラック研究室と呼んでよいと個人的には思います.

もちろん,やらなければならない事をさぼっているなら自分の責任ですけどね.

実は私の所属している学科にもブラック研究室はあります.
具体的には言えませんが,教授がかなり高圧的な人で,学生が精神的に参ってしまうということを度々耳にします.中には研究室を辞めてしまった人もいるとか.

ブラック研究室に入らないために

研究室というのは卒業研究や修士研究など,大学の卒業にもかなり大きく関わる事なので,一度配属されれば後から研究室を変えるということは簡単ではないと思います.

そのため,研究室を選ぶ際にできるだけブラック研究室を選ばないことが最善策と言えます.その策をいくつか紹介します.

まずは研究室の情報を積極的に収集することです.
当たり前のことではありますが,噂で聞いたレベルで終わるのではなく,実際に研究室に見学に行ってみるのは重要です.できれば実際にその研究室の学生に話を聞いてみましょう.ブラック研究室であれば,その苦労を話してくれる場合も多いです.

次は研究室のテーマに注目することです.
特に有機化学・無機化学系などの実験をメインとするテーマの場合はブラック研究室の割合が高いです.なぜなら,実験系は必然的に研究室にいる時間が長くなってしまうからです.逆に理論計算や数学系のテーマであれば,必ずしも研究室で研究を行わなくてもよいため,拘束時間が短い割合が高いです.

他にも方法はあるかもしれませんが,私は実際に研究室に見学に行き,学生から話を聞くことと,研究室のテーマをしっかり把握することが重要だと思います.

なぜブラック研究室が生まれるのか

ブラック研究室の特徴としては大きく分けて,コアタイム(拘束時間が長い)ことと教員との人間関係だと考えています.

まずコアタイムに関してですが,正直これは仕方のない部分はあります.
実験を多く行わなければならないテーマであれば,これは入る前に覚悟しておく必要があるでしょう.ただ,教員の実験を手伝えと言われるといったケースもあるようで,このような場合はしっかりと断る勇気が必要です.言いたいことが言えない雰囲気だと,断り切れず自分の大きな負担になってしまうかもしれません.

次に教員との人間関係です.これは教員が悪いケースが9割です.
特に研究者としてずっと大学におり,そのまま教授まで成り上がった人たちに多いのですが,相手の気持ちや事情をあまり察せない教員がいます.
これは社会人経験を積んでいないという点で多少仕方のないことだと思いますが,研究することしか頭にないので学生への気配りが足りないことが原因だと思っています.


さて,最後まで読んでくれてありがとうございました.研究室選びは理系学生にとって非常に重要なので,この記事を書こうと思いました.また,他の記事も読んでくれるとうれしいです.

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