コンセプト&メイキング 最終回(10/3-2/2)

紆余曲折ありましたが、なんだかんだ授業名を覚えることができました、けーです(感動)

紆余曲折の図

いや〜大変でした!特に私は月・水の授業名が「コピー&デザイン」で、かなり苦戦を強いられました。頭文字が一緒ってそれだけで惑わされますよね、第一印象って脳の仕組み的に本当に大事なんだと身をもって学びました。
さらには「デザイン」と「メイキング」もちょっと近いところにいる単語なのでそこにも惑わされた結果「コンセプト&メイキング」と安定して言えるようになるまで授業8回分くらいかかりました。

頭文字が一緒の単語ペアで思い出したのですが、過去イチ苦しめられたのは、「東」「左」です。
北が上の地図だと東は右方向になるんですけど、いかんせん東と左が頭文字どころか文字数・母音も一緒とあまりにも似すぎているうえ、極めつけには「西」と「右」も文字数・母音が同じという、トラップじみた語感のマッチっぷりを発揮しています。

1回見たら呪われる画像

これに引っ張られた結果、小学生時代は東西と地図上の左右を逆に覚えてしまい、それ以降「思ってたのと逆」と考えて乗り切っていました。ところが中学生になる頃には正解の記憶が定着して「思ってた方」になってしまい、「思ってたのと逆」に則りさらにその逆を考えて不正解になる、という地獄のような流れを経験したことがあります。西日本と東日本作戦を知って安定するようになったのはその数年後です。

そんな色々とヘタクソな自分ですが、このコンセプト&メイキングの授業を通して色々とちょっと変わったような気がします。なにしろ変な授業だったので。
ということで最終回のレポート、なんなりと書いていきます。なんなりと読んでください。



※どうも、あらかた書き終えたけーです。なんか(1)の話の締まりがやたらといいので、テンプレを(2)(3)(1)の順で並べかえてお届けします。ひとえにエモさってやつのためです。ご了承ください。






展示で担当したこと

・お便り班のリーダー(の片割れ)
 - 大まかな指針決定
 - 班員として質問・回答の作成、提案、買い出しなど
・展示班
 - AD等と連携して展示のレイアウト決定
 - 設営当日の大まかなスケジュール設定
・上記2つの兼任による他班とのコネクション
・設営準備の人員


反省点や改善点の気付き

情報共有ツールの混線

ナカノさんも言ってたことだしもう散々擦られたネタかもしれませんが、LINEやDiscord、Notion、Trelloの4本柱が建ち、さらにDiscordとNotionに関してはページも枝分かれしていて情報があちこちに点在しており、情報を探すのに苦労したり古い情報を拾ったりとそのへんでタイムロスを生んでいた印象は受けていました。が、一度決まって15人以上が使っている形態を変えようとは言い出せませんでした。
そのため、次に大規模なグループワークをする際には最初から連絡ツールをなるべく統合したり、「ココを見ればOK」という場所を作れるよう提案・行動していきたいと思ってます。

具体性に欠ける指示

お便りリーダー時代、想定より早く仮展示まで完成し、あとはお便りの数を増やすのみという状態まで持っていけたのは良かったのですが、そこでバチコリ油断しました。もうウイニングランだとか思って「お便りの数を増やす」という目標だけを、いつまでに誰がどのようにやるかを精査せずテキトーに提示した結果、展示や名言など他にやることが生えてきてふわっとしたまま期日ギリギリになってしまった、ということがありました。あれは失敗だったな〜
というわけで人に指示を出す時は5W1Hを徹底して具体的なものを出すのが本当に大事なんだなと、失敗を通じて肌で学びました。事前にそういうこと言われてたハズなんだけど無事やっちゃいましたね…


悪い完璧主義/切り捨てる勇気を持てない

最後のシモダさんスピーチで言われたことの焼き増しですがまさにその通りで、今回のグループワークや展示でも切り捨てる勇気を持てないことで時間を無駄に使っていた場面が多かった印象です。
みんなこれ関連で悩んでそうとは思いつつ、自分はとりわけこじらせている気がしています…
というのも個人制作でさえ「完成」という状態に持っていくことに抵抗を感じて、進捗のままで終わらせていたいという衝動に駆られ、屈してしまうことがよくあるのです…
これもよくよく考えれば、進捗から生まれる様々な可能性・展望から、選んだ1つ以外の全てを切り捨てる勇気を持てていないから起こる現象なのでしょうね。
個人制作でさえこれなのだから、グループワークで他人の意見を切り落とすなんて到底できなかったわけです。

この問題をこれまでより明確に認識できたからよしと考え、まずは個人制作から勇気を持って切り捨てできるようにする、すなわち作品を完成させるハードルを下げる練習をしていこうと思い、先日マイクラを一人でやって「建築を完成させる」練習をはじめました。美大生3回とは思えないですね。今後生きていけるんでしょうか?

この前作った家


準備の詰めが甘い

3Qのワークショップ、4Qの案出しから展示に至るまで、いつだってついて回った反省点です。大きく2つに分けると「リソース不足で詰めきれなかったタイプ」「余裕はあったはずなのに頭から抜けていて後から焦ったタイプ」がありましたが、特に後者をやった時はシモダさんの言う通り、悔しさみたいな感情が静かに湧いた感じがしましたね…
しかもこの手の改善点って、紙を鉛筆で黒く塗ろうとすると相対的に白いところが気になって一生終わらないみたいに、1つ改善してもまた相対的に改善すべき点が見つかってくるのを無限回繰り返すと思うんですよね。
だから、きっと私たちはなんか展示するたびにこの悔しさみたいな感情と向き合うことになるのでしょう。でも撤収まで終わってこれを書いている今は、それで良いんじゃないかと思うようになりました。
展示のクオリティってこの悔しさの伴う気づきの積み上げで決まってくるところがあるでしょうし、シモダさんが言ってたように「ここ違うな」というセンサーを敏感にしていくことは今後ものづくりをやる上で絶対大事になると思ってます。
だから、次になんか展示やるときは前回より展示うまくなる!という感じでいいんじゃないでしょうか。てかそんなことシモダさん言ってた気がする!また焼き増しになったかもしれん


この授業を通じて得たもの

発表のノウハウ

3Qの間は週2ペースで何かしらを発表する日々で、木曜にはシモダさんが講義パートで色々語ってくれるため、発表やプレゼンをするときのノウハウがかなり蓄積された気がします。自分が発表を繰り返して得た経験値はもちろん、他の人の発表もたくさん聞いたのでオーディエンス側の気持ちもわかったし、良いと思った要素を盗むという点でも得た学びが多かったです。
何より発表・人前で喋ることの経験値を得て、恐れが小さくなったのが1番大きいし、今後役に立ってくれそうです。

グループワークのノウハウ

3Qでは2人〜5人程度、4Qではクラス全体でグループとなり、変なワークから変な展示に至るまで色んな課題をこなしました。
これを通じて得た気づきをnoteに書く→ナカノさんやシモダさんが拾って色々話してくれる
というループのおかげで、気づきが大人の意見で補強されて帰ってくるので、今後に活かせそうな学びや経験値を得ることができました。初動が大事とかギャルとか。
冷静に考えてこんなふわっとしたことを大人に投げて意見してもらえる機会ってそうそうないと思うので良い経験させてもらったと思います。


「他人」と「会話」への認識

グループワークやプレゼンなどを通して、「他人」という存在のおもしろさにも気付けました。自分が考えているだけでは思考の広がりに限界が出てくるけど、他人の思考を借りることで全く違う場所に気づくことができるし、会話というのはその部分のおもしろさをしゃぶるためのものかもしれない…というのは一度過去のnoteに書いた気がするけど、そう感じることが書いた日以降も多々あったのでもう一度ここに書いておきます。

逆にこのマインドになったことで自分が他人に意見する時のハードルも下がってくれたように感じます。傑作のアイデアじゃなくとも他の誰かからすると盲点かもしれない、と考えると少し意見を表明しやすくなりました。

書くことのおもしろさ

毎授業の最後にnoteを書いて出すというやつ、これを読んでいるみなさんお察しの通り自分的にはかなり気に入ったシステムでした。
作業漬けの日やネタバレ防止のためやること書くだけの日はノルマ的になっちゃうことが多かったけど、何かしらの気付きやモヤモヤを胸中で発見した日は、それをああでもないこうでもないと書いて消して文字に起こして他人に伝わる(伝わってるかな?)形に昇華させていくことが面白く、筆が進んでめっちゃ長くなった日もありました。
(追記:今もめっちゃ長くなって無事遅刻しています、すみません)

小学校のころのノートにふりかえり書くやつとか、全然おもろさを感じず義務でやってたけど、「出来事の記録」ではなく「出来事を通じた自分の気持ち」を試行錯誤しながら高い純度で文字にしようとするふりかえりっておもろいんすね~と今になって気付かせてもらいました。

さらに、他人や昔の自分のnoteを読んだり自分のnoteの感想を言ってもらったりするのも書くモチベーションになったり思考に影響を受けたりと、良い体験になりました。お前のnote、読んでるぞ
それこそ他人のnoteを読んでMBTI診断を受けてみたとき、仲介者(2回生の時)→論理学者に変わっていて、確かに自分が変わっていってるのを実感した覚えがあります。


余談なんですけどこの授業+最近読んだとある本から影響を受けて、1/19から毎日の気付きをしたためる日記をつけはじめています。日によって書けなかったりサボったりだけどけっこうおもしろいです

『さみしい夜にはペンを持て』
言葉にしにくい難しいテーマだけど、使う単語自体は簡単なので読みやすかった
日記より抜粋 
誰にも見せないから正直な自分の思考を純度の高いまま書き出すことを目標に書いてる


自我の獲得

ごめん最後だからって大きく出過ぎたわ ただまあ方向性としてはそんな感じです

自分はこれまで、特に大学に入るまでは他人の視線を過剰に気にしていて、怒られたくない、嫌われたくないが行動原理のほとんどみたいな人間でした。怒られたくないから勉強して、嫌われたくないから他人を回避する方向に舵を切り、笑われたくないから自分の気持ちにフタをしていました。
この大学に入り、生徒のみなさんのキャラの濃さに影響されてこの悪癖に気付き、治したいと思うようになりましたが、なかなか解決の糸口を掴めませんでした。

ところがこの半年間はnote・グループワーク・飲み(飲んでないけど)などを通じて自分の考えを言語化する機会、それを投げ合ってコミュニケーションを取る機会が人生で一番多かった半年間でした。
そしてこの半年で出会った人たちは、まとまってない喋りでも聞いてくれたり、違う意見を持っていたとしても頭ごなしに否定しなかったりと、ありがたいことにとても親切にしていただきました。完全に人間関係ガチャ当たりです。

これを通して上記の悪癖が完治しました!と言うつもりは全くもってありません。過剰に空気読みしようとしてオロオロするとか全然あるし他人にNOを言うとかまだできる気しないです。ただ、自分の考えを一本持ってそれを他者と区切った場所に置いてちょっと大事にできるようにはなりました。
これが自我ってやつなのかなと思います。

なんだか半年前の自分の思考がまったくシミュレートできなくて、物心のつく前のように感じられます。2度目の物心の獲得とも言えるかもですね。普通に今眠いからかもしれんけど
20歳にしては少々幼稚な成長かもしれませんが、成長した自分を大事に、これから育てていきたいです。


さいごに

あらためて今回の展示、ひいてはコンセプト&メイキングの授業、お疲れ様でした!ここまで読んできた皆さんはさらにお疲れ様でした!
東だの左だの言ってる前置きだけで800字くらいあったし、この時点で5000字って書いてあって書く側としてはウケてます 
読む側は精査もへったくれもないお気持ち垂れ流し文章をこんな量読むの絶対大変でしょう、ここまで読んでくれてありがとうございます。
自分に文章力があればもうちょい簡潔にまとまったかもですが、思いつくことポンポン書いてたらこんなんなっちゃいました…それこそ切り捨てができてないかもしれません。今後のnoteでは情報の切り捨てができるようがんばったほうが良いですね…


ってもうないんですよ、この授業。

いや~物悲しいというか、もう少し会って話したり、3Qのころのシモダ講義みたいなのもう一回受けたいですし、この授業で仲良くなった人との関係が切れてしまうのはどこか寂しい感じがして、なんやかんや楽しんでたんだなと、終わってみて思います。失って初めて実感ってやつです。

いつぞやにシモダさんが雑に誘えと言っていたのを思い出したので、今度雑に誰か誘ってみようかなとか思います。できるかな…

さて、最後の最後にこの授業すべてをまとめると、自分の内面が変わる授業だったなと思います。スキルとかノウハウとかを学べる授業は多くあるけど、こういう自分の内面の思考に訴えかけるような授業は少ないし、実際ここまで目に見えて前と後で「自分、変わったな」となった授業はこれが初めてです。この授業、クラスメイトに出会えたこと、とても感謝しています。


改めて、ありがとうございました!








おまけ

この授業の人でPCゲームをしてる人を集めたDiscordサーバーができました!
マイクラとかオーバーウォッチとかやってます、他のゲームもだいぶアリだなと他のメンバーとしゃべってます。
もし興味がある人がいたら一報ください。




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