"あまやどりの魔法" について
ようやく公開できました。野いちご10周年記念にと、はじまりの日3日前に思い立ったこの作品。
実は、お話の中の水無月と同じように、私も梅雨生まれで、野いちごをはじめた日と生まれた日が同じだったりします。笑
梅雨生まれだからといって、梅雨がだいすきな訳でもなく、だいきらいな訳でもない。
お話の中の水無月が思うきもちと、葉月が思うきもちは当たり前に両方あって、どんよりと沈みがちな日は、雨を魅力的にうたった音楽や、雨の日じゃないと出会えない音や景色に救われたりしています。
それでもどうにもならない時は、そのまま雨の空気感に身をゆだねたりして。
人数分、雨に対する想いはあると思うけど、梅雨に生まれた1人として、疎まれがちな雨の日が、少しでもステキにみえるように。
重苦しい毎日を感じている人の心が、少しでも軽くなったらといいなぁと思って、このお話を書きました。
ありふれた日常が愛おしく感じるって、なによりもの贅沢ですよね。
水無月と葉月の空気感すきだから、いつか続編も書きたいなぁ。なんて。