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It will Be から I will Be
総勢44名の合同展示「It will Be」が終了しました。
フォトサークルITTOKOとオンラインサロンB'sの合同写真展は大型ゲストを招き、大阪中崎町にあるギャラリー「イロリムラ」を全棟貸切での大規模開催となりました。
今回の写真展も別所先生からの招集により、運営メンバーとして参加させていただきました。
役割としては「運営メンバーのけつ叩き」(はるきさん命名)だったので、全体に向けて何かを発信する、とかはなかったけれど、終わった時に主催メンバーから「助かったよ」と言われた時は嬉しかったです。
(スケジュール管理は得意)
そんなこんなで色々あった写真展「It will Be」について、覚えている限りは記録しておこうと思います。
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写真展「It will Be」
そもそもIt will beとはどういう意味なのか。
「it will be」は英語の表現で、未来形の一部である。直訳すると「それは〜になる」となり、未来の出来事や状況を予測・予告する際に用いられる。
つまり未来に向けた意思表示である。
フォトグラファー・カノンとして、どんな未来を想像するのか、どんな未来を作りたいのかを考えることにした。
いつだって私の作品のキーワードになるのは「順光ポートレート」
今回も当たり前のように「順光」をキーにしつつ「それ以外」にもポイントを置いて撮影をすることにした。
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多彩的ワタシ
紆余曲折の末、展示テーマは「多彩的ワタシ」に決定。
いい写真が撮れたが故に、しっくりくる言葉が見つからずに結構ギリギリまで決めきれなかったというのはここだけの話で。
作品モデルは愛恵さんにお願いしました。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/147026869/picture_pc_bec89bd78136672484fce31416378bd8.png?width=1200)
この方実は(実は?)フリーランスの俳優をやられている方でして、
俳優=何者かを演じることができる人
ということで(ワタシ的解釈満載)今回のテーマにドンピシャでした。
というのも「多彩」という言葉には以下のような意味があります。
1の色の種類は写真の中に含む色の要素で、2の変化や種類の数に関しては”一人の人間が複数の人を演じる”という方法で表現しました。
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全4回の撮影で足を運んだ場所は多種多様で。
海のある街、大都会、ひっそりとした田舎町、若者が学ぶ煉瓦造りの大学
根は一貫しつつも毎回の撮影にキャラクターを置き、様々な場所に生きる”ヒト”を演じてもらいました。
流石の演じ分けというべきか、4回の写真を並べてみると「本当に全て同じ人物なのか」と作者の私でさえ疑ってしまうほどの演技力
実際の展示会場でお話ししたお客さんの中には
「これ映ってるひと全部い同じひとなんですよー」
と伝えたら驚いている方が多数いらっしゃいました。やったね。
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裏のテーマ
裏というべきなのかはわからないけれど、もう一つ意識していたことがありる。
「たさい」と聞いたら思い浮かぶ漢字。
おそらく先に浮かぶのは「多才」の方でしょう。
もちろん今回の展示を作るにあたって「多才」のほうもこっそりと意識していました。
モデルの愛恵さんが多才な俳優さんであるのはもちろんですが、
作者である私も順光ポートレートだけじゃなく、光に対して様々なアプローチをかけたい。光の使い方に関する才の多さをアピールしたい。
とこっそり思いつつ、ひっそりと裏テーマに同音異義語の「多才」を置いていました。
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It will Be から I will Be
合同写真展「It will Be」を終えて、少し未来を考えられるようになった気がします。
というのも、いろんな人が自分の展示を熱く語ったり、今回の私の展示に関しての質問に答える中で、改めて私の「好きなこと」や「提示していきたいこと」がはっきりとした。
「好きなこと」はやっぱりポートレート。
もう少し詳しくいうなら”スナップっぽい”ポートレート。
もちろんスタジオライティングも、ファッション系の撮影も好き。
でも、それよりも私が惹かれるのは刻一刻と変わっていく自然光の美しさ。
その瞬間を逃さずに写真の中に収めたい。これはこれからも続けていきたいこと。
「提示していきたいこと」は”順光”という光の使い方について。
これはもういろんなところで話してもいるし、私といえばになりつつはあるけれど、それよりももっと広めていきたい。
順光の良さや弱点の対策方法を現段階ではうまく言葉にまとめられないけれど、写真を見て貰えばなんとなくは理解してもらえるんじゃないかなと思えるようにはなってきたと思う。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/147026991/picture_pc_b48bc51bd3c3f8d687c1316d600dcc5c.png?width=1200)
言語化はできるようにならないとダメだとは思う。
ただ、写真で良さを伝えられるようになっただけでも今回は成長の一つだと思おうかな。
さいごに
とてもとても楽しい写真展でした。
仕事で在廊できなかった日もありましたが、最後の1時間だけでもいいから行きたいと、職場から直行した日もありました。
それくらい楽しかった。それくらい出展メンバーに会いたかった。
またどこかでみんなと展示ができたらいいな。
その時にはもっと成長した私と作品で驚いてもらえるように。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/147027009/picture_pc_923ca2f550cee355f9c1a0be03f83165.jpg?width=1200)
自分用記録
使用機材
Nikon Zf
NIKKOR Z 40mm f2
NIKKOR Z 85mm f1.2 S
NIKKOR Z 24-70mm f2.8 S