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【ワーキングホリデー🇦🇺】~ゴールドコーストマラソン~

オーストラリア ゴールドコーストで行われるフルマラソンに参加しました。


ひろ君から誘われて『おっいいね』って即答したけど
よく考えれば日頃からジョギングもしてないし完走出来る?大丈夫かな?って感じですが、、笑
まだ時間もあるし本番までにトレーニングすれば大丈夫か!!

ですが、全くトレーニングもせず本番を迎えることに、、
(前日に美容室へいき髪型だけはしっかりと整えておきました)


そして、まさかのファーム仲間からの寄せ書きTシャツまで頂いて、完走しなきゃダサい感じになってきました 笑

最初の作戦は皆んなが走り出してもスタートせずにビリになるまで待つ。

皆んなが過ぎ去った後に僕とひろ君はスタートする、
スタート地点の脇で応援してくれてるギャラリーが僕たちだけに声援をくれる!
=目立つ!笑

そんなことばかり考えてました。
ビリからスタートすると1人ずつ抜かしていくのも頑張る目標になって良かったです

順調に20kmを走り切り
ここまでは正直なとの余裕



って思って走ってたのに急に足が重くなり
転けた、、

あれ?立てない。
脚が思うように動かない

体力的には全然平気なのに足が痙攣してる
そりゃトレーニングもせずに走ると負担がかかり脚が消耗してる

とりあえず一旦、邪魔にならない歩道に避けて休んでたら、たまたま近くで応援してくれてたファームの仲間がいて、
肩をかり立ち上がり、ゆっくり走り出すとまた脚は同じリズムで動いてくれた。


そこからはしんどさや疲れより痛みとの闘い。
でも、足を止めると動かなくなるし、、
ゆっくりでも動かして続けるしかない。

この文字を見た時に絶対完走するって思った

オーストラリアは応援の仕方が日本とは過ごし違って、『頑張れ〜』って感じではなく

『あなた輝いてるよ』とか『あなたは私のヒーロー』とか凄く褒めてくれる。
僕みたいなタイプは凄くのせられてしまうし頑張れてしまいます!笑

何とかかんとか39kmを走り終え
残り3kmくらいの時に僕の前に子供が飛び出して来て、
避けようとしたら足がもつれてまた
転けた、、

肘と足は擦り剥けて血が出てる
なのに、その怪我の痛みは全く感じないほど関節の激痛がやばい

そのまま横たわり、身体は元気で疲れも無いけど、動かない足。

あーここまでかな
残り3kmくらいなら足使えないなら逆立ちでいけんじゃね?とか考えてたら

オーストラリア人のお婆さんが僕に錠剤をくれた!
めっちゃ怖いこの謎の薬、、笑
けど、まーいーや。飲んじゃえ。
救急車も近くにいるし大丈夫っしょ

その薬を飲むと、お婆さんは僕を抱えて起こそうとしてくれる。
『残りはあと少し、やりきりなさい』と一言言われた。


なぜかよく分からないけど泣いた

そこからは、脚を引きずりながら歩いた
薬が効いたのか痛みも和らぎ
ゆっくりながらも残り1kmまで来た。

ゴール前にはファームメンバーが待ってくれてる
カッコ悪い感じにしたくないから
余裕な顔で行こうと思ってたけど、
何故かまた涙が出る

ゴールできた!


初めてフルマラソンを走り
色んな経験ができた
何より人の温かみ
見ず知らずの人が自分のことのように応援してくれる
全てに感謝
走って良かった


そして次の日〜しばらく僕とひろ君はファームの仕事を休み
翌年から僕たちのファームではマラソン禁止となりました。

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