サイクリング旭川周辺坂道ランキング
北海道旭川市から出発し、かつ全線自走日帰りできる条件で適当に順番をつけたゆるいランキングです。1位からの降順になっています。途中「楽しい」とか「と思われます」とか書いていますがもちろん全部私が感じたことであり何かを保証するものでは全くありません。でもその感じを共有する人がいたら嬉しく思います。今後くわしい道案内を独立した記事として書いていく予定です。
これはガイドではありません。準備せず行くと遭難する可能性が高いところもあるので周辺情報などをよく調べてから行ってください。
愛山渓温泉
愛別町の国道39号線から分岐して20km程度で、はじめゆるゆる登っているのに後半は 10% 前後の坂が頻発します。登りきったときの達成感が大きいです。市内から往復で 125km 程度です。
登りきったところに温泉施設があり日帰り700円で入れます。もっとも温泉で汗を流してもまた汗を吸ったジャージを着るて帰るわけですが。
旭岳
旭川市在住のサイクリストが坂道のトレーニングにもっともよく行くところと思われます。私は旭川在住時に月に5〜6回は行っていました。ヒルクライムの開始地点は異常気象時に通行止めとなるゲートからということでいいのかな、私はその認識です。で、そこからロープウェイ山麓駅まで11km程度の上りです。平均斜度は 5% いかないくらい、ゆるいです。ホテルなどの施設が見えてくる頂上付近から斜度が上がって8%くらいになります。市内から往復で 80km 程度です。
北見峠
市内からちょっと遠いです。峠のアプローチまで70kmくらいあります。国道39号線上川町を過ぎてちょっと言ったところに信号がありそこを左折すると国道273号線です。信号から20kmほど進むと滝上方面 (直進) と遠軽方面 (右折) の交差点があります。右折し遠軽方面が北見峠です。国道273号に入ってからの区間が楽しいです。初めて行ったときは人のいる気配が全然なくて少し不安になったものですが2度めからは快適で楽しい道になりました。無料の高速道路 (E39旭川紋別自動車道) がほぼ並行しているため車はほとんどいません。人家も全くありません。
北見峠に登ってそのまま帰ってきたとして市内から往復150kmくらい。もうちょっとあるかな。上川から先峠の往復50kmは補給できるところが全くありませんので上川町で補給してください。国道39号線沿いにセブンイレブンがあります。また峠の向こう白滝方面へ降りていくと奥白滝の道の駅への案内標識があります。そこで補給ができます。
上紋峠
このランキングの中でもっとも秘境度が高いところです。愛別町から道道101号を進み、岩尾内湖のところで道道61号との丁字の交差点に突き当たっています。そこを滝上町方面へ右折です。峠付近からの眺望は山が幾重にも波のように連なっていて素晴らしいです。
登る途中いくつか覆道がありますが超絶かっこいいです。一見の価値ありです。
峠で折り返してくるとして愛別町から 90km は全く補給できるところがありません。愛別町で補給してください。また峠を滝上町方面へ降りていくと途中大型犬を4〜5頭放し飼いしているところがあり、人を見かけると吠えながら近寄ってきます。結構怖いです。注意して走ってください。あと心霊スポットとして大変有名な常紋峠ではありません。そっちは鉄道のトンネルだし。しかしあの犬なんとかなんねえのかな。
達布峠
あんまり人気がなさそうな峠ですが私は大好きです。STRAVAでは走っている人が数人程度しか確認できません。沼田町と小平町達布を結んでいます。ゆるゆるな坂道で登って向こうまで降りるまでだいたい30kmくらいです。きつい坂は一切ありません。
小平町は海水浴場で周辺住民には有名ですが、達布はその海からだいぶ奥まったところにあります。ここからどこへ行くにもかなり遠く、小平町の海に出るまで20kmもあります。多分これが人気のない理由だと思います。
達布からは海を目指すもよし、もっと山奥の方へ進んで霧立峠を目指すのもよしです。
丁未峠
「ていみとうげ」と読むようです。正直この峠をこのランキングに入れたものか迷いました。なんせ遠いです。夕張市と岩見沢市の間にあり、旭川から往復すると300kmを超えます (富良野→桂沢湖→シューパロ湖を抜けて夕張に入り、帰りは岩見沢→歌志内→旭川の経路。夜の石狩川CRは怖かった。オバケ的な意味で)。ですが日帰りの実績はあります。自動車でこの峠を通ったときぜひ登りたいとかねてから思っていました。
さすがに一度しか行ったことはないですし夕張側からしか登っていませんがヘアピンがいくつかあるいい峠でした。ただ旭川からわざわざ行く価値があるかというと、峠だけでなくトータルで考えるとありだと思います。実際また行ってみたいと思っていますし。
岩見沢側に降りて見つけた商店で補給をしていると店の人から話しかけられました。
「自転車? どこから?」
「旭川から」
「何日かかったの?」
「今朝出てきました」
「…」
という会話がありましたw そりゃまあそうだよなあ。
維文峠
和寒町と鷹栖町をつなぐ峠は2本ありますが、和寒町内から見て奥まった方 (幌加内町寄り) にあるのがこの峠です。峠付近の景色がよいです。この峠を目的に行くことはありませんが通るときはいつも心が踊ります。登りは鷹栖側の方が楽しいです。10% 程度でくねくね曲がっています。ただそんなに長くはなくすぐに終わってしまうのが残念です。
名寄峠
名寄と朱鞠内湖の間にある峠です。峠は名母トンネルで通り過ぎますが、トンネルの名寄側出口から少し下ったあたりにパーキングが有りそこから名寄方面がはるか遠くまで見渡せます。絶景です。峠自体は可もなく不可もなく小さくゆるい坂道です。
江丹別峠
旭川市と幌加内町を連絡する峠です。5km程度で4%〜5%くらいの一定の斜度で登っていきます。あんまり時間がないときに江丹別峠、和寒峠、維文峠とよく巡っていました。だいたいそれで80km程度です。江丹別側峠付近に開けた場所があり眺望が素晴らしいです。
戸外炉峠
「ととろとうげ」と読みます。ジブリとの関係はわかりませんが、なんかネコバスがあります。つっても普通のバスにネコバス風のペイントを施したものです。国道12号線の深川市の道の駅からアプローチするのが良いでしょう。深川市と旭川市を結んでいます。冬の間のなまった体の活を入れるために多少の足慣らしの後ちょっと遠出にGW頃に行くのが恒例になっていました。
置杵牛の奥から白金CC
人家が途絶え峠道に入ると熊やべえ感がとてつもなく漂ってくる道です。ハンドルに熊鈴をくくりつけたほうがいいかも。というか北海道の山はどこも熊鈴つけたほうがいいです。たとえ気休めだったとしても。
美瑛町から白金温泉に行くとき普通は道道966号を使うと思いますがこちらは結構車通りが多くしかも青い池あたりでちょくちょく渋滞しているため自転車ではあまり通りたくありません。
ということでそれと並行して走っている置杵牛経由の道で行ってみました。10%前後くらいの結構きつい坂道です。途中白金カントリークラブ (白金CC) の入口を過ぎますが、このゴルフクラブは潰れていて廃墟です。育成牧場の脇を通り国立大雪青少年交流の家の前を通って白金温泉に至ります。
白金温泉から望岳台
望岳台は昔スキー場でした。十勝岳の噴火がもとでスキー場は閉鎖されたのかな。子供のときは美瑛町に住んでいてよく望岳台へスキーに連れて行ってもらったものです。
途中希望橋からの眺望が素晴らしいです。
距離にして5km程度、平均で5%もないようなゆるゆるな坂ですが望岳台への分岐に入るといきなり14%〜17%くらいの激坂になります。といっても数百メートル程度なのでガシガシ踏んで登りきれます。