潜在意識は花粉もホルモンも嗅ぎ分ける?
言葉を使わない催眠術を使うに当たっては、五感を研ぎ澄ます鍛錬が必要となり、日々練習を積み重ねていたのだが、自分の半生を振り返ってみると、そういえば…と思うことが多々あった。前の投稿「雪の降る音が聞こえる」というのは聴覚に関することだが、嗅覚についても経験がある。
私は10代後半頃からスギ花粉症に悩まされていたが、その後優れた民間療法に出会い、現在ではほぼその影響に悩まされることは無くなっている。が、スギ花粉症に悩まされなくなった頃から、スギ花粉の匂いが分かるようになった。早春に、屋外で深呼吸をすると、どこの花粉飛散予報よりも早く、空気中に微かに混ざって飛び始めた花粉の匂いを感じるのだ。それは、花粉症の症状が現れるから「花粉が飛び始めたな」と分かるという意味ではなく、本当に文字通りスギ花粉の匂いを嗅覚で感じるのだ。
ずっと自分の感覚を不思議に思って、スギ花粉の匂いが分かる人は他にいないか?と若い頃に尋ね続けたことがあったが、1人も出会うことはなかった。
しかしながら、私が犬並みに嗅覚の能力が高いか?というと、他の花粉の匂いは判別はつかない(^_^;)。この能力は、スギ花粉症に悩まされ続けた経験から発掘された自己防衛能力なのかもしれない。
その後、犬の仕事に関わるようになって、犬を触った自分の手のひらのにおいを嗅いで、その犬のホルモン異常が「発見」できるようになった。「ホルモン疾患の犬はニオイで分かるよ」と同業者にアドバイスしているが、同意してくれた同業者は未だ1人もいない。
花粉の事例を契機に、通常の人間では稀なレベルのセンサーが私には開発されたということなのだろうか?