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雪の降る音が聞こえる
自分の半生を振り返ってみると、そういえば…と思い当たることが、日に日に思い出される。
今朝(2022.2.10)は関東地方は災害級の大雪と警戒されているのだが、そう言えば私は子どもの頃から「雪が降る音」が聞こえていたことを思い出した。雨音は、雨粒が地面や建造物などに当たり、その音を「雨音」として、通常は認識しているが、霰や雹ではない雪の場合には、一般的には「雪の降る音は聞こえない」。
だが、私は子どもの頃から朝布団の中で目が覚めた瞬間に、雪が降っている音が聞こえることがあり、そんな時は、起き上がってカーテンを開けると必ず雪が降っていた。どうして雪の降る音が聞こえるのか?(雪が降っていることが屋内にいて分かるのか?)は分からなかったし、偶然当たったに過ぎないのか?とも思っていたが、10年前から高気密高断熱仕様の住宅に住むようになって、屋内では雪の降る音は聞こえなくなってしまった。
今朝、目が覚めて、雪の降る音は聞こえなかったが、外を見ると既に降り始めていた。
昔の在来工法の木造住宅では聞こえていたのに、遮音効果の高い家だと聞こえないことから、私は千里眼などで雪が降っていることをキャッチしたことを指して「雪の降る音が聞こえる」と表現していたのではなく、やはり私には「音」が聞こえていたということだ。普通の人は意識しない領域を、なぜか私は潜在的に使っていたのだろう。