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優れた催眠術師になるためには
催眠術を習い始めて約10か月。この間私は本業そっちのけで、ひたすら催眠術のことを考え、本を読み、練習に励んで来た。もう少し若かったら、私は絶対に催眠術師になっていたと思う(笑)。そして、今からでも遅くないと唆されて(苦笑)、結局二足目の草鞋を履くことになり「催眠術師」と名乗ることになった。
少し前、催眠術の先生のセッションを受けた時に、「今日はどんな催眠術を掛けましょうか?」と問われ、私は迷わず「もっと催眠術が上手くなりたいのです」と答えた。あわよくば催眠術が上達する催眠術を掛けてもらえるかも?と思ってだ。しかし、先生はこう仰った。
「この数ヶ月で、学ぶべきこと、学ぶべきスキルは、ほぼすべて習得したと思いますよ。後は、年単位でしか上達しないので、いかに長く催眠術を続けて行けるかを考える時期ですね」。
寝る間も惜しんで催眠術を学び、毎晩のように遅くまで練習に励んだが、何とこの先は年単位でしか上達しないと言う衝撃(>_<)。この言葉を聞いて、私は初めて、「長生きしたい」と思ったのだった。
催眠術の練習会でたくさんの催眠術師(の卵)と技の掛け合いなどをしていると、例えば「美肌になりたい」という被験者に催眠術を掛けるにあたって、アプローチは本当にさまざまである。とある催眠術師は高級美容液を顔に塗るというアプローチをし、ある催眠術師は美容整形外科にあるフォトフェイシャルという機械で顔のケアをする。顔に何十本という美容鍼を打つという手法も出た。でも、別の催眠術師は、腸が健康になるという催眠術を掛け、腸が健康になった結果肌も健康で健やかに変わると掛けたのだ。
催眠術とは、目の前の主訴やお題に対して、それをどう理解し、分析し、アプローチを工夫するかで結果が異なる。そこが催眠術師・セラピストの腕の見せ所なのだ。
つまりは、催眠術の技の組み立てのヒントは、催眠の勉強以外のところにあって、それは、幅広い知識だったり、豊かな人生経験だったりする。その部分を磨くことなく、優れた催眠術師にはなれないと、先生は言いたかったのだと思う。
さて、今夜も9時から催眠術の練習会をzoomで行う。どんな発想のヒントを見つけられるか、メッチャ楽しみだ(^^)。