【魔法同盟】光り輝くもの解説1:幻の動植物
こんにちは。
定期的に開催され、禁書などの入手のためにも欠かせないイベント「光り輝くもの」(通称ヌライベ)。
そのストーリーや、そこに登場するファウンダブルたちのバックグラウンドも掘り下げるべく、順を追ってシリーズでお送りします。
まずは記念すべき最初のヌライベ、「幻の動植物」。
第1部はリリースまもなく開始したため、「あんまりゲームわかってないけど何とか進めた」という人も古参プレイヤーには多いのではないでしょうか(私だけ?)
今回はそんな「幻の動植物」のイベントストリートや、登場ファウンダブルについて解説していきます。
【第1部:ストーリー】
プレイヤーたちが大災厄の対処に奔走しているとき、ホグワーツの森番ハグリッドから「禁じられた森に異変が起こっている」という知らせが届きます。
どうやら大災厄は禁じられた森を巻き込み、森の動植物をファウンダブルとして世界中に出現させているようです。
幸い、プレイヤーたち特殊部隊の働きで動植物のファウンダブルは禁じられた森へと返されました。
※登録簿の背景は「光り輝く禁じられた森」。
ハリー・ポッターが通ったホグワーツ魔法魔術学校の敷地内にある森で、多くの魔法生物が生息しています。危険な生物もいるため、生徒の立ち入りは特別な場合を除いて禁止されています(なのに原作ではハリーはちょいちょい足を踏み入れていますが…)。
【第1部:ファウンダブル解説】
・光り輝くユニコーン
原作では第1作「賢者の石」に登場。
強い魔法の力を持つ生物で、たてがみは杖の芯として使われます(原作の有名どころだと、ドラコ・マルフォイの杖に使われています)。
その血には死の縁にある命をもつなぎ止める力がありますが、血を飲んだ者は命が助かる代わりに死ぬまで消えない呪いを受けます。
・光り輝くバックビーク
ホグワーツの森番ハグリッドが飼っているヒッポグリフのバックビーク。
ヒッポグリフとは上半身がワシ、下半身が馬の生物で、非常に誇り高く、敬意をもって接しない人間は容赦なく爪で攻撃します。
バックビークは原作では第3作「アズカバンの囚人」に登場し、ハグリッドは愛情をこめて「ビーキー」と呼んでいます。
ちなみにバックビークの英語表記はBuckbeak。buckは「鹿、牡鹿」という意味で、マグル界にもウォーターバック、ブッシュバックなど鹿に似た動物がいます。beakは「くちばし」という意味なので、ヒッポグリフにピッタリの名前ですね。
・光り輝く焦げた切り株
これは単に焦げた切り株で特別ないわれはないようです。
このファウンダブルを集めたときのハグリッド曰く、何らかの魔法生物がここに住んでいたのではないかということですが…
ちなみに、ゲーム内の登録簿で見られる情報ではこの切り株はイチイの木。
イチイの木はハリー・ポッターの宿敵ヴォルデモート卿の杖の素材として使われています。
・光り輝く若いアクロマンチュラ
原作では第2作「秘密の部屋」に登場した巨大蜘蛛アクロマンチュラ。
原作の「アラゴグ」は脚を広げればゆうに5mはありそうでしたから、このファウンダブルになった個体も若いとはいえ1mくらいありそうです。
アクロマンチュラは単なる巨大蜘蛛というだけでなく、致命的な毒と人語を操る高い知能を持ち、天敵はほとんどいません。しかも群れで行動するため、遭遇してしまえば一巻の終わりの超危険生物です。
なぜそんな生物がホグワーツの森にいるのかは、「秘密の部屋」を読んでみてください。
・光り輝くスナーガラフ
スナーガラフはトゲのついた動くツルで近づく者を攻撃してくる魔法の植物です。
タネを採取するために魔法界では一般に広く栽培されているようで、ホグワーツの薬草学の授業でも世話の方法が教えられます。
ちなみに、このファウンダブルを集めたときのハグリッドのメッセージにある「スプラウト先生」とはホグワーツの薬草学の先生です(現在は退官され、別の人物が薬草学担当を引き継いでいます)。
・光り輝くサラマンダー
サラマンダーはその血が魔法薬の材料として使われ、魔法界ではわりとポピュラーな魔法生物です。
火から生まれて火の中に住むトカゲで、自分の生まれた火が燃え続ける限り生きることができます。
魔法界では一般家庭の火にも現れるようで、ロンの兄フレッドとジョージはサラマンダーで悪ふざけをしていたようです。
【第2部:ストーリー】
禁じられた森の動植物が大災厄に巻き込まれた約1年後。
ハグリッドから信じられない知らせが届きます。
大災厄によって何か危険なものが森に放たれ、森の一部が焼かれたというのです。
大災厄によって現れるファウンダブルは魔法界のものの姿をしていますが実物ではないため、ファウンダブルが実際の被害を引き起こすなどということは考えられないことでした。
もしこれが本当なら、魔法界の存在がマグルに知られる以上のおびただしい被害が出ることになりかねませんが…
結果として、森を焼いたのはファウンダブルではなく「実物の」ウクライナ・アイアンベリー種ドラゴンだったことがわかりました。
人がファウンダブルになると「大災厄によって自分の一部が失われた」状態になるため、ファウンダブルになった人特有の不快感や違和感があります。
このドラゴンもファウンダブルになったことで同じ感覚になり、遠く離れた生息地から自分のファウンダブルを「回収」しようとイギリスまで飛んできたのでしょう。
※登録簿の背景は「光り輝く禁じられた森の池」。
原作では3作目「アズカバンの囚人」でハリーが大量の吸魂鬼に囲まれるピンチに陥った場所です。
【第2部:ファウンダブル解説】
・光り輝くニュート・スキャマンダー
ニュート・スキャマンダーは「ファンタビ」シリーズの主人公であり、「ハリポタ」シリーズではハリーがホグワーツ入学時に買い揃えた教科書の著者として名前が登場します(「ファンタビ」第1作でニュートが書いていた本が後世で教科書として採用されています)。
ハッフルパフ寮出身の心優しい動物学者で、ハグリッドに勝るとも劣らない生物マニアです。
・ウクライナ・アイアンベリー種
ハリポタには何種類かのドラゴンが登場しますが、このドラゴンは第7作「死の秘宝」に登場します(ファウンダブルの説明にある「グリンゴッツ魔法銀行を守るために〜」というのがそれです)。
ドラゴンの中では最大種で、「船を丸ごとさらった」「着陸するだけで家を破壊した」等の記録もあるとか。
そんな大型ドラゴンをマグルの目から隠すのに、ウクライナの魔法省?はさぞかし苦労しているのでしょうね。
・火の種の低木
魔法薬の原料となる「火の種」を生む葉のない低木で、イギリスの固有種のようです。
原作ではこれといって言及されていなかったのですが、ゲーム版には登場するようです。
ホグワーツの温室やハグリッドの庭でも栽培されている、イギリス魔法界ではわりとありふれた植物のようですね。
・ファイア・クラブ
甲羅に宝石がついた亀と蟹をミックスしたような生物。
宝石目当ての密猟の対象になっていますが、自衛の手段として尻から高温の炎を噴射できます。
ファウンダブルとしてマップに現れる「尻尾爆発スクリュート」は、第4作「炎のゴブレット」で本種とマンティコア(顔は人、体はライオン、尾はサソリ。嘆きの歌を歌いながら人を食う)の交配で生まれました。
・ドラゴンの爪
ゲーム内でも粉末が魔法薬の材料として登場しますね。
ウクライナ・アイアンベリー種の項でも書きましたが、ドラゴンにはいくつか種類があります。
どのドラゴンの爪でも効能は同じなんでしょうか…?
・ドラゴンの革の手袋
原作では第1作「賢者の石」で、ハリーが入学前に買い揃える学用品の1つとして登場します。
危険な魔法薬や薬草、魔法生物を扱う際の必需品で、日本のマグル界でいう軍手のような存在なのかも。
それが禁じられた森の池にまで落ちているのは、日本のマグル界で軍手がどこにでも落ちているのと似たようなものを感じますね(私だけ?)。
以上が、記念すべき最初の「光り輝くもの」の内容です。
ゲーム自体が原作ファンをメインターゲットにしていることもあり、登場ファウンダブルは原作でなじみの深いものが多めになっていますね。
また、このイベントの第1部はごくごく初期に実施されたので後からゲームを始めた方はご存知ないかもしれません(第2部の間に第1部のファウンダブルも一部回収可能ではありましたが)。
今後また過去のイベントの復刻はあるかもなので、そのときはファウンダブルたちのバックグラウンドにも注目してみてはいかがでしょうか?
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