稽古場日誌 vol.19 石川卓実
どうも!母桜で亀山太郎役をやらせていただきます、石川卓実です。芝居を始めたばかりで今回の母桜が初めての舞台となります。なのでとにかく右も左も前も後ろも分からない私は今の稽古の中で吸収できることを全て吸収するように心がけております。
太郎という人物はとても子供で社会の者の文字も知りません。しかし、恋人の緑子のことを思う気持ちは共感でき、そして、一つのストーリーの中でも大きな成長を遂げる人間だと考えております。その成長を年が近い私が表現者として皆様にお見せできればと思います。もう本番までは残り短いですが、この短い期間でも、太郎のセリフにない背景まで意識し、役に磨きをかけます。そして、この期間で指摘していただいた多くのことを自分なりに落とし込めるように、稽古場以外でも見つめ直します。
この舞台は私の初舞台としてはもったいないほどの舞台で、私自身も母桜には感動されられっぱなしでした。そんな中で私が少しでもその感動を掛け算できるように尽力いたします。是非、母の桜が散った夜をよろしくお願いいたします。