結婚式備忘録③ 式場見学編
式場見学は全部で3件だけ回りました。地元にはそもそもそんなに多くのゲストハウスが無かったためです。
ゲストハウスかホテルかとか考えた前回はこちら↓
今回はそれぞれ見学してどんな風に思ったかを思い出しながらまとめています。
とはいえもう4年も前でやや曖昧なところもあるので、さらりと読み流してください。
■1件目 式場A
ゲストとして結婚式に行ったこともないので、何もイメージを持たないまま訳も分からず行った1件目。
やっぱり誰かの式に行って「こんな感じか〜」という比較対象を持ってからの方が楽だったろうなと思いますが、それは叶わず挑みました。
・良かったところ
わりと主要駅からも遠くなく路線バスが通っていそうな立地で、十分な駐車場もあり、建物自体が新しめで綺麗な所でした。チャペルもパーティ会場も、見た中ではここが一番近代的でカッコよかったです。あとなんか建物の中に水路があってダバダバ流れてた記憶。
貸衣装屋さんが敷地内に併設されていて、事前にドレスを選ぶのも当日着替えるのも楽!というのがイチオシのアピールポイント。式場打合せとドレス選びの予定をまとめることが出来て準備も楽です。
あとは案内してくれたのがプランナーさんとしては珍しく男性の方で、爽やかでしっかりしていて仕事できる人っぽい雰囲気。上品だけれどもフランクで、話しやすい距離感でいてくれたのは流石だなと。
何も分からず来た1件目であることを伝えたら、即決させるような圧を見せることなく優しくしてくれました。
・イマイチなところ
大きめの通りや街に近い分、隣がカーディーラーだったりスタバだったりで、式場の窓から外の景色が見えてしまうとフッと日常に引き戻されるのがネック。
窓から少し見えるだけとはいえ、式を挙げている時間は非日常でいたいなと。スタバが近いのはゲストとしては時間調整に使えて良さそうだけど。
また他に比べて庭が無かったのも惜しい点。会場を外界から隔絶しようとすると庭は作れなかったのかも。俗世がより丸見えになるので……
■2件目 式場B
1件目とはまた別の日の午前中に行った2件目。
前回感じたモヤモヤポイントを踏まえると、行かなくても大体予想はついていたが……正直全体はあんまり記憶に残ってないです。
・良かったところ
外に階段があって、ドラマとかでよく見る階段降りながらのフラワーシャワーができるのが強み。
披露宴会場から直結した庭があり、天気さえ良ければ庭まで使ってバーベキュースタイルっぽいことも出来るらしい。
大通りに面している訳ではないものの、主要駅からの距離は1件目とそう変わらず。車で来る場合の駐車場もしっかりありました。
また市内の競合他社に比べて見積もりの予算額は最も低かったはず。
・イマイチなところ
肝心のフラワーシャワーの階段の見晴らしが良いため、ちゃんと向かいの100均店舗が見える。もうちょっとなんとかならんかったのか?
もうひとつはプランナーさんの練度。案内してくれたのはおそらく新人の方だったのだろうけど、言葉遣いや所作から品の無さや幼さが見え隠れし、ちょっと任せるには心許ないなと感じてしまいました。
話の中で「他にどの式場見学に行ったか/行く予定か」を聞かれるのはどこでもそうだったのですが、他所を悪く言って自分を良く見せようとするのは少々見苦しかったですね……
■3件目 式場R
式場Bのあと、その日の夕方に行きました。
そのため昼食も夕食もコース料理無銭飲食(試食)で済ますというえらい日になりました。
・良かったところ
結果から言うと、見学に行ったその場でこの式場Rにすることに決めました。
なので良いと思ったところは当然いくつもあります。
が、その中でも特に式場Rだけは他と違い、景観に大きな不満が無かったことが大きいです。式場の敷地外に出れば当然飲食店やらスポーツ施設やらが見えますが、式場の中からはほとんど空しか見えません。強いて言えば電線とか鉄塔くらい。
担当となったプランナーさんをはじめ、スタッフ全体の練度が高く感じたのも安心できて決め手の1つになりました。「しっかり新人教育されているんだな……」と。
2件目でちょっとモヤモヤしたあとだっただけかもしれませんが、はるばる来てもらったゲストへおもてなしするにも、特に質の上下に寄与する要素なので重要かなと思った次第。
あと料理も良かったです。3件それぞれで試食した中でも一番美味しかった。
普段お高いお料理を食べない自分らでも何となく違うと感じられるくらいだったので、ちゃんと当日の料理も美味しかったと思います。
また建物として良かった式場Aが近代的でモノトーンな内装だったのに対して、こちらは茶色(木?)系で温かみのある雰囲気だったので、気張らない宴会にしたいという思いに合っていた、というのもありました。
・イマイチなところ
見積もり価格です。分かっちゃいたけど一番高い。
他2件でも「式場Rが一番高い」というのは言われてきたけどやっぱり高かったです。
ただ結婚式自体何度もする訳ではないし、3件見比べてきて高い理由があるのはよく分かったので、これは仕方無いと納得しました。
強いて言えば、というレベルで他2件と大きく違うほどではないですが、アクセスはやや劣りました。
駐車場は十分あるのですが、主要駅から遠い。
ここは駅前から直行のシャトルバス(費用数万円)をサービスでやってくれるというので妥協しました。
お高い見積もりの中に本当は含まれていて、サービスとしてお得に見せるテクニックなのかもしれませんが、交通手段は必要なので良しとしましょう。
振り返ってみて
・重視していたこと
書き出してみて思いましたが、僕が特に気にしていたのは「景観と人」だったようです。いかに非日常を作り上げておもてなしをしてくれるか・できるか、ですね。
僕は全然興味無いので行かないですが、人々がディズニーランドに求める物ってこういうことなのだろうな、と思いました。
・たくさん名刺もらった
3件の見学でまあまあな枚数の名刺をもらいました。プランナーさんだけでなくオーナーやらマネージャーやら、シェフにパティシエなどなど。
そのままもらった資料と一緒に封筒に入れるのも忍びないので、自分から渡さなくても名刺入れとかあるとカッコついたかなと思います。
・時間帯も合わせると吉
実際に式を挙げたい時間帯(午前なのか午後なのか)に合わせて行くと、式場によっては雰囲気の違いがあるのが分かって良いと思います。
昼に意外とチャペルに日が良く入って綺麗だとか、夜だとまた違った雰囲気の写真が撮れるとか気付きもありましたので。
見学の感想はこんなところです。
地元の人は「式場AやBってあそこのことか…」とか分かってしまいそうですが、決してどこもダメということではないのであしからず。それぞれに強みはあったけど、顧客側がどの欠点を許せるかというだけで、僕らが許せないポイントがこうだった、ということだと思います。
ここからどうやって高い見積もりがさらに膨れ上がっていったか、順に思い出していきたいと思います。
ではまた。