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Mac Fan2022年4月号で「ヘルスケア共有」の記事を執筆しました

2月末発売のMac Fan 2022年4月号「Appleユーザーのための見守り術」特集で、「ヘルスケア共有」の記事を執筆しました。

ヘルスケア共有はiOS 15で新しく追加された、iPhoneの「ヘルスケア」アプリのデータを他のユーザーと共有する機能です。「ヘルスケア」アプリは、自分の身体に関わる各種データをまとめて格納しておける、健康データの収納庫みたいなアプリです。

通常は、ダイエットアプリ、ランニングアプリ、歩数計アプリなど、外部のアプリと連携しそのデータを取り込むことで記録します。こうすると、そのアプリが提供されなくなったり、別のものへ乗り換えた時にもデータが引き継がれるので安心です。最近は蓄積されたデータを分析して、変化の傾向を通知する「トレンド」機能も追加されました。

今回の特集は「見守り」がテーマということで、親のiPhoneから自分へヘルスケアデータを共有する想定で手順を解説しています。誌面では架空のユーザー・竹橋マイ子さんが相手ですが、実際には母と共有して検証しています。

母にはApple Watchとスマホと通信可能な体温計を使ってもらい、ヘルスケア共有によってそれらが私のiPhoneから確認可能な状態にしました。毎日、普通に時計をつけたり体温を測って専用アプリに転送してもらうだけです。共有してもらうために余計な操作が要らないのが一番のポイントだと思います。共有を始めて4ヶ月が過ぎましたが、継続して使ってもらえています。

医療的に血圧や体重、歩数などの記録を求められている親に、スマホ連動の計測機器を贈って、自分の手元でも毎日の記録をチェックする、といったケースにはベストなのではないでしょうか。

本誌にも書きましたが、データの同期に半日くらいタイムラグが出ることがよくあるので、緊急性が高い用途には向いていません。最近元気かな〜くらいにゆるく見守る目的でお使いください!

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