世界的に期待値の高いU-21選手に選出されたMLS所属選手
CIES Football Observatoryがリリースした最新のスカウティングレポートによると、MLSは世界でトップレベルの若いタレントが集うリーグだそうだ。
レポートは200名の2002年1月1日以降に生まれた選手を、20個のカテゴリー毎にトップ10人選出している。各選手に、プレー時間、出場試合の競技レベル、パフォーマンス・結果を掛け合わせた「experience capital」(経験値ポイント)を与え、ランキングしている。
選出されたMLS所属選手6名のうち、3名がホームグロウンで、残り3名が南米からの選手だ。ランキングに含まれた選手には、最近までMLSで活躍し、ヨーロッパへと旅立った、チェルシーFCのゴールキーパー、ガガ・スロニーナ(シカゴ・ファイアFCのホームグロウン選手)やボルシアメンヘングラードバッハの右サイドバック、ジョー・スカリー(NYCFCのホームグロウン選手)も含まれている。
ジョン・トルキン
ディフェンダー・ニューヨーク・レッドブルズ
CIESランキング: 守備的左サイドバック1位
20歳のトルキンは、過去2シーズンニューヨーク・レッドブルズで左サイドバックのスターターをつとめている。ヨーロッパも熱視線を送るこのホームグロウンディフェンダーは、59試合で2ゴール5アシストをマークしている。
テイヴォン・グレイ
ディフェンダー・ニューヨーク・シティFC
CIESランキング: 2WAY(攻撃・守備の両面で貢献できる)右サイドバック4位
20歳のグレイはアントン・ティンネルホルムが故郷のスウェーデンに今冬移籍したことを受け、NYCFCの右サイドバックとしてスタメンをはることが予想されている。MLSカップ2021の優勝メンバーである彼は既に37試合で3アシストあげている。
フアン・モスケラ
ディフェンダー・ポートランド・ティンバーズ
CIESランキング: 攻撃的右サイドバック4位
2022年7月にコロンビアのインデペンディエンテ・メデインから加入したモスケラはまだティンバーズで3試合(2試合はスタメン)しか出場していない。しかし、2023年はクラブがAudi MLSカッププレーオフへの出場権を狙う中、この20歳の右サイドバックは、ポートランドのスタメンに名を連ねることが予想されている。
CIESランキング: ゴールも狙える左ウィング7位
20歳のベラスコは2021年2月、アルゼンチンのインデペンディエンテよりクラブ史上最高額の$700万程度で加入した。若いDPは、26試合で6ゴール7アシストをマークし、攻撃ユニットを形成したポール・アリオラやヘスス・フェレイラといったアメリカ代表選手とともに、クラブをプレーオフに連れ戻した。
ターレス・マグノ
フォワード・ニューヨーク・シティFC
CIESランキング: オールラウンダーの左ウィング4位
ブラジルユース代表で20歳のマグノは、バスコ・ダ・ガマより2021年5月にNYCFCに加入した。ウィングと9番のポジションで出場する若いDPは49試合で9ゴール10アシストという好成績を残しており、シティズンズのMLSカップ2021とカンペオーネスカップ2022のタイトル獲得に貢献している。
ジャクソン・ホプキンズ
ミッドフィルダー・フォワード・D.C.ユナイテッド
CIESランキング: オールラウンダーのセンターフォワード5位
若干18歳のホプキンズは一昨年4月にD.C.ユナイテッドとホームグロウン契約を交わし、ウェイン・ルーニー監督の信頼を勝ち取り、21試合で1アシスト記録している。アメリカユース代表の彼は2022 Concacaf U-20選手権の優勝メンバーで、5月に開催されるFIFA U-20ワールドカップのメンバー候補だ。
(原文:https://www.mlssoccer.com/news/6-mls-players-named-among-most-promising-u-21-talents-worldwide)
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?