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移籍ウォッチ:MLSチームがスカウトすべき、南米の8選手
移籍シーズン真っ只中。MLSの各クラブは2月25日の2023シーズン開幕に備えて選手を獲得していっている。
このオフシーズン、MLSのGMの視点で、MLSのチームがスカウトすべき、世界中の選手を厳選している。ヨーロッパの選手に続き、今回は南米の選手を紹介する。
早速見ていこう。
マルコス・レオナルド
サントス | 19歳 | ストライカー
純粋な9番。
サントスやブラジルのユース代表でマルコス・レオナルドのプレーをみたら、誰もがその印象を持つだろう。
若干19歳にして、レオナルドは昨年のブラジル・セリエAで13ゴールを叩き出し、コパ・スダメリカーナも2ゴール決めている。10代の選手にしてこのゴール数と、13.2 xGをリーグで誇っていたのは素晴らしいの一言だ。今後オフザボールの動きに磨きをかければさらに成長できるし、リーグで4,000分出場している期待のストライカーと言えるだろう。
今後数年、レオナルドの名前は様々な大会のスコアシートで目にすることになるだろう。
🔎 Marcos Leonardo (19 anos) foi o jogador sub-23 com mais gols marcados no @Brasileirao 2022. 💎👏
— Sofascore Brazil (@SofascoreBR) November 15, 2022
⚔️ 35 jogos
⚽️ 13 gols
🅰️ 3 assistências
⏰ 180 mins p/ participar
👟 69 chutes (33 no gol)
🔑 23 passes decisivos
👊 84 faltas sofridas (2º do torneio!)
💯 Nota Sofascore 6.90 pic.twitter.com/H9eUmbNq9N
セバスチャン・ビジャ
ボカ・ジュニオールズ | 26歳 | ウィング
MLSのチームはアルゼンチンで買い物をするのが好きだ。それもそうだろう。アルゼンチンのプレミア・ディビジオンにはボカ・ジュニオールズのウィング、セバスチャン・ビジャをはじめとする、たくさんのタレントが揃っているからだ。
ビジャは右利きのコロンビア人ウィンガーで、2022シーズンは、PK以外で合計13ゴールとアシスト数を1,300分の出場で決めている。90分に換算すると、約0.78ゴール+アシストになり、非常に優秀と言えるだろう。
この26歳はスピードもあり、コントロールに優れており、セットプレイでも脅威となる。ビジャはワイドなポジションからの配給が素晴らしく、どちらのサイドでもプレーできるものの、左サイドからのカットインの方が得意としている。
MLSのチームが2番手のプレイメーカーやゴールゲッターを探しているなら、彼は素晴らしいチョイスとなるだろう。
マウリシオ
インテルナシオナル | 21歳 | 攻撃的ミッドフィルダー
マウリシオはエキサイティングな選手に必要な全ての条件をクリアしている。若くて、チャンスも作れるし、ゴールも決められる。
ブラジルのインテルナシオナルでは、あらゆる方法で攻撃を活性化させることができる。FBrefによると、この21歳は、PK以外のxGと90分での期待アシストからのゴール(xAG)において、エリートリーグの攻撃的MFとウィンガーの中で上位22%に位置している。ファイナルサードのどこにでも顔を出し、素晴らしい左足と視野を兼ね備えている。
2022年にブラジルのトップリーグで1,500分以上で6ゴール5アシスト記録しているマウリシオはMLSのスターターとしてさらに飛躍できるだろう。報道によると、インテル・マイアミが少なくとも彼に興味を持っているという。
ファブリシオ・ディアス
リバプールFC | 19歳 | セントラルミッドフィルダー
2,370。2,212。2,273。
過去3シーズン、ウルグアイのプレミア・ディビジオンでファブリシオ・ディアスがプレイした分数だ。しかも、10代で。ディアスはたった16歳でプロデビューを飾り、以来、リバプールFCの要となっている。
フィジカル、守備範囲、前方へのドリブルと展開力を兼ね備えているディアスだから、そこまでプレイできていると言えるだろう。試合を1人で変られる選手にはまだなれていないが、16歳から19歳にかけて、かなりの成長を見せている。
今から21歳までどれくらい成長するだろう。彼の獲得を考えているMLSクラブはそのあたりを考えるべきだろう。
Fabricio Díaz (19) - Uruguay U20's captain for the upcoming Sudamericano.
— Warriors of Uruguay (@UruguayanHeroes) January 6, 2023
- born in Las Piedras
- holding midfielder, strong in recovering and distributing possession
- professional debut at 16
- already over 100 career appearances
- trained with senior Uruguay NT in 2022 pic.twitter.com/FYGEMXOpqc
サンドリー
サントス | 20歳 | セントラルミッドフィルダー
いわゆる、期待値の高い、アンカーの選手だ。
サンドリーとディアスは同じプレイをする訳ではない。サンドリーはよりパスでボールを散らすことができるが、両選手とも泥臭いプレイもできる。サンドリーは縦横無尽に駆け巡ることができ、危険察知能力も高いから、相手のカウンターの芽を潰すことができる。中長距離の斜めへのロングパスも得意としているのも強みだ。
機動力のある彼は、ダブルボランチの一角や4-3-3のフォーメーションでは自由な8番としてもプレイできる。臨機応変にプレイができるエキサイティングな若い中盤選手で、MLSチームだけでなく、どんなチームでも彼を欲するだろう。
レオ・オルティーズ
レッドブル・ブラガンチーノ | 27歳 | センターバック
レオ・オルティーズのスタッツは驚異的だ。FBrefによると、エリートリーグのセンターバックにおいて、90分毎の前方向へのパス数、ドリブル成功数とシュートに至るアクションが、上位3%に入っているとんこと。
彼はディフェンスラインで、かなりボールを持つ際の自信がある。
有力な右足と、相手DFラインをひっくり返せるパスで、試合をインパクトできる。レッドブルが、ニューヨーク・レッドブルズ以外のMLSクラブに彼を売れるとしたら、かなり優遇されるだろう。
そうだ、ニューヨーク・シティFCも、レッドブルズのライバルチームだから、アレクサンダー・カイェンスの代わりが必要になったら狙えばいいだろう。
アラン・ミンダ
インデペンディエンテ・デル・バーイェ | 19歳 | ウィング
MLSとエクアドル U-20チームよりいいコンビネーションはあるだろうか。
無いだろう。
ホセ・シフエンテス、ディエゴ・パラシオスやレオナルド・カンパーナといった選手は全員エクアドルU-20代表チームに選出された。アラン・ミンダも彼らに続くかもしれない。
ミンダは若い、ダイナミックなウィングで、バックラインの背後に走り込んでスペースを活用することができる。彼はテクニックがあるため、相手サイドバックに果敢にドリブルで仕掛けることで、ディフェンスを破ることもできる。まだ彼は、過去2シーズンで1,200分出場し、2ゴールしか決められておらず、プロレベルで大きなインパクトは残せていない。ただ、持っている素質は間違いない。
ケビン・ビベロス
カラボボFC | 22歳 | ウィング
ケビン・ビベロスは素晴らしい2022シーズンを終えてばかりだ。ベネズエラのカラボボFCで18ゴール決め、出身であるコロンビアのデポルティボ・カリへのレンタルを勝ち取った。
危険な右足を持っており、前線の3つのポジションをどこでもこなせる柔軟性がある彼は、スピードも持ち味だ。ビべロスはエリートレベルではプレイした経験はないが、それ以下のカテゴリーではいわゆる無双状態だ。
ビべロスがコロンビアで良いプレイを見せれば、MLSのチームからお呼びがかかる可能性も低くは無いだろう。
(原文:https://www.mlssoccer.com/news/transfer-watch-8-players-in-south-america-mls-teams-should-scout)