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2023シーズン目前!ウェスタン・カンファレンスの各チームに抱く1つの疑問
定番のプレシーズンコンテンツとなる、各チームに抱く1つの疑問。
本当に重要な疑問もあれば、中にはいくつもの疑問の中の1つの疑問にすぎないものもあるだろう。シーズンが開幕してから、それがどちらだったか明確になることだろう。
イースタン・カンファレンスについては書いたので、今回はウェスタン・カンファレンスだ。
早速みてみよう。
オースティンFC
昨シーズンの奇跡の再現は可能か?
昨シーズンはDPのセバスチャン・ドリウッシだけでなく、チーム全体がxGを超えるパフォーマンスを見せていた。誰も予想していなかっただけに、オースティンのサポーターは開幕前に彼らを低評価していたことに怒りを表したが、それも無理はないだろう。
ただ、このように複数シーズン連続で期待値を超えるチームは少ない。過去10年間をみても、サウンダーズのみがそれを成し遂げており、昨年やっと彼らも期待通りの結果を見せたといえるだろう。
コロラド・ラピッズ
ウィングの選手からゴールを期待できるか?
既にたくさん獲得している。マイケル・バリオス、ジョナサン・ルイス、ケビン・カブラル、ブライアン・ガルバン。。。彼らは全員ゴールの位置はわかってるように見える。ゴールに直結するような良い動きも見せる。
ただ、コンスタントにゴールを決める選手ではない。予算内でラピッズが選手を獲得した結果、そうなってしまったのだ。
1人でも彼らがポテンシャルを発揮してゴールを量産できれば、フロント陣も自分たちを優秀だと思えるだろう。
FCダラス
マット・ヘッジスを放出したことを後悔するだろうか?
実績があり、多少年齢を重ねていても、まだまだ動けるような国産の選手は放出すべきではないが、ヘッジスはまさにそんなセンターバックだった。彼を残留させるにはそこまで金銭的な負担にはならなかっただろう - 報道によれば彼のサラリーオプションは約100万ドルだったものの、それをダラスは拒んだという。しかし、彼を逃した方が長い目で見てチームにとっては負担が大きいのではないだろうか。そして、彼はトロントへと行ってしまった。
ヒューストン・ダイナモFC
エクトル・エレーラはMLSで基盤となれるか?
二つの事実がある:
普通はこのような選手が加入したら、このような結果にはならないが、チームへのフィットと、モチベーションは重要だということがわかった。エレーラは新しいユニフォームでも特にモチベーションが高くないように見えたし、中盤でのケミストリーもイマイチだった。
数値をみてもわかるが、彼がプレイしている時の方が、相手の中盤のポゼッションが高かったのだ。そこには因果関係がきっとあるだろう。
LAギャラクシー
4-2-3-1を施行するために十分ウィンガーはいるか?
ケビン・カブラルとサムエル・グランドシルを放出し、ドグラス・コスタを呼び戻し、昨夏の移籍市場での規約違反のペナルティを受け選手が補強できなかったり、アカデミー選手の台頭がない状況だと、答えは「ノー」だろう。
そのため、グレッグ・バニーはプレシーズンを4-4-2もしくは3-5-2で戦っている。チチャリートが怪我をし、タイラー・ボイドの移籍が噂される今、状況は変わるかもしれないが、ボイドが契約をしても、LAがやりたいことを施行するためのピースがあるとは思えない。
ロサンゼルス・フットボールクラブ
CCLで戦いつつ、リーグでもハイパフォーマンスを維持できるか?
ブラック&ゴールドは、チチョ・アランゴを売却したが、大陸王者になる夢があるだろう。しかし、そのような目標を持つチームは今までCCLに全力を注ぎ、リーグでその代償を払うことが多かった。LAギャラクシーの例をみればわかるだろう。
CCLでの成功は、MLSシーズンを想像以上に荒らすことを忘れてはならな愛。
ミネソタ・ユナイテッドFC
エマヌエル・レイノーソの状況は?
現時点でわかっていることは。。。
彼はまだアルゼンチンにいて
プレシーズンに姿を現していないことから、リーグから出場停止処分を受けているということだ。
情報によると、クラブ内部でもレイノーソの今回の件には痺れを切らしているようだ。
ポートランド・ティンバーズ
ディエゴ・チャラは不死身なのか?
昨シーズン、36歳にして、チャラはまたしてもチャラらしい数字を残した:2,437分間出場、59ファウル、イエローカード9枚、88%のパス成功率、豊富な運動量、そして相手のチャンスを何回も潰した。
ただ、シーズン後半になると少しパフォーマンスが落ちたように見えた。数値には表れていなかったが、もしかしたらポートランドの中盤全体が悪かったせいで、彼のパフォーマンスも引きずられていたように見えたのかもしれない。
なんにせよ、彼は4月で37歳になり、年が彼に追いつくだろう。ポートランドは彼の負担を軽減する方法を見つけなければ、今年もまたポストシーズンを家から見ることになるだろう。
レアル・ソルトレイク
ダミル・クレイラックはベストイレブン時代のパフォーマンスを取り戻せるか?
巨漢のクロアチア人は2021年は16ゴール/9アシストと、最高のシーズンを送った。スペースを見つけ、ビルドアップには欠かせない存在であったと同時に、マークを外し、ゴールも決めることができていた。4-2-3-1のフォーメーションで、純粋なセンターフォワードの後ろでプレイしているのが彼にとってパーフェクトだった。
そして、2022は背中の怪我でシーズンを棒に振ってしまった。
彼は4月に34歳となるが、これほどの年齢で背中の重症から復帰して元の活躍を見せられた選手の例は少ないだろう。そして、RSLにクレイラックのようにストライカーの後ろで同じような活躍をできる選手はいない。
サンホゼ・アースクエイクス
ジェレミー・エボビッセの2年目はさらに期待できるか?
昨シーズン、エボビッセはようやく主力ストライカーとして、34試合で先発し、3,000分間プレイし、17ゴールをあげた。それまではウィングをやらされていた選手としては悪くない数字だろう。
主力1年目でこの数値を残せたのだから、2年目はどこまで期待できるだろう?特に、昨シーズンより優秀な中盤と、ウィングを備えていたら、それなりに期待できるのでは。。。
シアトル・サウンダーズFC
左サイドのバランスを整えられるか?
クラブ・ワールドカップでの1試合のサンプルしかないが、ブライアン・シュメツァーは既にポゼッション時の戦術変更を決めているようだ。左右のサイドバックのどちらかが上がれば、もう一方が残るというよりも、アレックス・ロルダンがより自由に動き回れ、ヌフ・トロがセンターバックへとシフトし、サウンダーズはポゼッション時は3-2-2-3の形にシフトしていたように見えた。
ヌフの強みを理解した上でのシフトだろう。しかし、3-2-2-3にシフトするチームの多くは、攻撃の幅をウィングの選手に頼ることが多く、彼らには1対1の強さが求められる。
ジョーダン・モリスはそれに当てはまらない。ドリブルで突破するというより、シャドーストライカーとして中央に寄りがちだ。そのため、昨年同様シアトルは左サイドにはあまり期待できないだろう。
どのように彼らがそれを改善するかはわからない。
スポルティング・カンザス・シティ
ウィリー・アガダが見せた10試合は本当だったのか?
彼はジョセフ・マルティネスの全盛期並みの活躍をしていた。ボールに触れていなくても、チームメイトのレベルを上げていた。
このような選手は(怪我がなければ)、割と持続性があるといえるので、ウィリーは15ゴールは決めるだろう。昨シーズン、スポルティングはアガダがいる時は1試合1.9ゴール決めており、彼が不在の際はわずか0.9ゴールにとどまっていた。
セントルイス・シティSC
ロマン・ブルキは期待通りの活躍ができるのか?
スイス代表の彼はスイス国内、そしてブンデスリーガのボルシア・ドルトムントで輝かしいキャリアを築いてきた。そのため、期待値は高く、現ロースターでも断然に高いステータスを誇っているといえる。
しかし、彼のシュートストップの数値は2019年から下降しており、ボールテクニックはあるものの、キーパーの仕事はあくまでもボールをゴールに入れないことだろう。
もしブルキがリーグの平均にとどまるようであれば、十分な活躍は期待できないだろう。セントルイスは彼が年間最優秀GK並みの活躍をすることを必要としているが、ドルトムントでの晩年はそのような動きは見せられていない。
バンクーバー・ホワイトキャップスFC
ライアン・ガールドとペドロ・ビテの攻撃的MFコンビは機能するか?
昨シーズン終盤、ビテがメンバーに入ったことで、ガールドにもっと自由が与えられたので、この関係性は今年も機能すると言えるだろう。
しかし、今までもバンクーバーはシーズン間のパフォーマンスを継続できなかったことが多い。例えば2021シーズンの終盤かなりよかったが、2022シーズンはクラブ最悪のスタートを切ったことは記憶に新しい。
そう、何も保証はされていのだ。