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新シーズンに向けて、知っておくべき10人のMLSニューカマー

新シーズンが始まった今、リーグに新たに参加した選手を紹介する。ここで紹介するのはDPもしくはU22枠で各チームに加入した選手たちだ。なぜなら、彼らの多くは高い移籍金で加入したり、それなりの期待があったり、国際経験が豊富だったりするからだ。

移籍ウィンドウが4月24日まで延長されたこともあり、もっと新加入選手が増える可能性もある。そして、ヨーロッパの選手がより移籍しやすい夏の移籍市場も活発になることを期待しているが、何より、マイアミがメッシを獲得するかに注目が注がれるだろう。

ただ、ここでは先にも伝えたように、現時点で各チームにインパクトを与えうる選手をあげていくことにしよう。

スティペ・ビウク
フォワード | ロサンゼルス・フットボール・クラブ

今まで、ビウクのようにクロアチアのアンダー世代の代表で、2022年UEFAの「ゴールデンボーイ・アワード」のファイナリストになる選手はヨーロッパに残る事がほとんどだっただろう。しかし、昨シーズンMLSカップとサポーターズ・シールドのダブルを達成したLAFCはこの20歳の青年にとってそれだけ魅力的だったかもしれないし、DP枠のカルロス・ベラデニス・ブアンガとプレイできる事もひとつの判断材料だったかもしれない。

エンゾ・コペッティ
フォワード | シャーロットFC

カロル・スウィデルスキをセカンドトップに下げ、エンゾ・コペッティをブルドックのようなストライカーに配置すれば、「ディフェンダーにとっての悪夢」となるだろつ。スポーティング・ダイレクターのゾラン・クルネタはこの構想を抱き、2人のDPフォワードコンビがリーグ2年目もなるシャーロットを押し上げてくれると願っている。

エバンデル
ミッドフィルダー | ポートランド・ティンバーズ

ディエゴ・バレリの後継者になれるか?ポートランドは新加入のブラジル人司令塔のエバンデルにそう期待しており、クラブが新しい時代に切り替わる上でのキーマンとなれるかが1番の疑問だろう(そして、セバスティアン・ブランコといい関係を築けるか)。

ギオルゴス・ギアクマキス
フォワード | アトランタ・ユナイテッド

ジョセフ・マルティネスの抜けた穴を埋めるという不可能に近いミッションはこのギリシャ人ストライカーにかかっている。しかし、チームの歴代得点王がマイアミに去ってしまった今、元オランダとスコットランドリーグの得点王には大きなプレッシャーがのしかかるだろう。

アンドレス・ゴメス
フォワード | レアル・ソルトレイク

RSLの新しいオーナーグループは積極的な投資で、南米出身のウィング選手を積極的に獲得しており、今冬はゴメスを獲得し、夏に獲得したジェフェルソン・サバリーノと両サイドの補強を完成させた。ベネズエラ人のサバーノはブラジルのアトレティコ・ミネイロから加入し、コロンビア出身のゴメスはコロンビアのミロナリオスから加入している。

カルロス・グルエゾ
ミッドフィルダー | サンホセ・アースクエイクス

サンホセは今オフ、2016-19年をFCダラスでプレイしたグルエゾを連れ戻し、MLSでも最高級の守備的ミッドフィルダーを加えたと言える。エクアドル代表は、ディフェンスと前線の繋ぎ役として、きっとルチ・ゴンサレス新監督のやりたいことを体現させることができるだろう。

マテウシュ・クリヒ
ミッドフィルダー | D.C.ユナイテッド

ある意味リーズのレジェンドであるクリヒは、結果を残すことが義務付けられた形で、D.C.ユナイテッドに加入した。ポーランド代表のベテラン選手は、攻撃参加を好むボックス・トゥ・ボックスの選手で、DPでフォワードのタクシ・フォンタスクリスチャン・ベンテケへのお膳立てが期待されている。

エドゥアルド・ルーベン
ミッドフィルダー | セントルイス・シティSC

セントルイスに所属する2人のDPの1人として、ルーベンはキーマンとなるだろう。この26歳はドイツの1部と2部で120試合出場の経験を持ち、南アフリカ代表のンジャブロ・ブロムといいパートナーシップを中盤で形成し、新規参入のチームを成功へと道べけるかに期待だ。

マルティン・オヘダ
ミッドフィルダー | オーランド・シティSC

オーランドの南米色漂うコアグループはオヘダが加入したことにより、更に威力を増し、ウルグアイ代表のファクンド・トーレスとはいいコンビを築き上げるだろう。その2人が10ゴール10アシストに到達すれば、ライオンズにたっては素晴らしいシーズンとなることだろう。

ダンテ・バンゼイル
フォワード | ニューヨーク・レッドブルズ

コンスタントにゴールを決める選手がニューヨーク・レッドブルズの課題を解消すると言われてきており、MLSカップに挑むほどの戦力が必要だった。クラブの最高金額で加入したバンゼイルはユニオンSGで92試合出場し、48ゴール21アシスト記録しているので、大いに期待できる。

その他にも・・・

センターバックの新戦力は必ずしも注目を浴びないが、この6名は加入チームで大きな役割を担うことになるだろう。

  • セルジー・クリフストフ(インテル・マイアミCF)

  • レオ・バイサネン(オースティンFC)

  • アンドレアス・マクセ(コロラド・ラピッズ)

  • ミゲル・タピアス(ミネソタ・ユナイテッドFC)

  • シグルド・ロステド(トロントFC)

  • ルイス・エイブラム(アトランタ・ユナイテッド)

クリフストフはウクライナのシャフタール・ドネツクから加入し、マイアミのバックラインの要となった。バイサネンはフィンランド代表だが、オースティンでルベン・ガブリエルセンの穴をオースティンで埋めなければならない。デンマーク代表のマクセラピッズへ加入し、タピアスはリーガMXのパチューカからミネソタに来た、ワールドクラスの新戦力。ロステドはもとノルウェー代表で、トロントの守備における中心選手だ。エイブラムはペルー代表で、とにかく早くアトランタで、アメリカ代表のマイルズ・ロビンソンと連携を高めなければならない。

ゴールキーパーも紹介しよう:

  • ロマン・ブルキ(セントルイス・シティSC)

  • ダニエル(サンホゼ・アースクエイクス)

  • マルコ・イリッチ(コロラド・ラピッズ)

  • 高丘陽平(バンクーバー・ホワイトキャップスFC)

ブルキは元スイス代表で、ドイツの名門ボルシア・ドルトムントのスターとして活躍しており、今シーズンは新シーズンを迎えたセントルイスのキャプテンを務める。ダニエルイリッチ高丘はそれぞれのクラブで守護神として獲得された。ダニエルはブラジルのインテルナシオナル、イリッチは買取オプション付きでベルギー一部からレンタル加入しており、高丘は日本のチャンピオンチームからバンクーバーに加入している。

カリスマ的な選手ではないが、ネマンヤ・ラドジャスポルティング・カンザス・シティで重要な役割を担う可能性もある。セルビア人の中盤選手はラ・リーガで181試合に出場している。

DPのジョアン・クラウスは15-20得点できるだろうか?セントルイスがAudi MLSカップ・プレーオフに出場するには、その活躍が必要だ。あと2人:アミネ・バッシヒューストン・ダイナモFCに加入した、魅力的な攻撃的選手で、FCシンシナティに加入しいたMFエクアドル代表のマルコ・アングロにも同じことがいえる。

(原文:https://www.mlssoccer.com/news/10-new-faces-you-need-to-know-for-the-2023-mls-season

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