【起業】まじめな資金調達〜Part3〜”持たざる者”の資金調達
さて、いよいよ真面目な資金調達Part3です。
資金調達の醍醐味は、いかに”何もない”という状態から資金調達することができるかというとこに尽きると思います。
実績もあり、売上もあり、学歴、経歴、従業員数、仕組み化、ボードメンバー、顧問すべてが揃っている会社において資金調達は、朝起きて歯を磨くぐらい当たり前にできることですし、それぐらい当たり前にできないといけません。(ある一部上場の役員の方が実際に話していたことです)
今回はこの、いかにして何もない状態。持たざるものが資金調達を行っていけばいいのか?と言うことを実践できるレベルでお話ししていきます。
1, 実績"0"からでもできる資金調達
実績0からでもという言い方をしていますが、実績0の人がいかにして資金調達をするかということになっていきます。
ただし、現実的に実績が0の人が、簡単に何千何億というお金をポーンと資金調達できるほど甘くはありません。
実績として見られるのは
■経歴
■学歴
■周りからの評価
■今までの決算表
などですが、なぜこの実績を投資家の方やお役所さんたちが注目するのかというと、結局事業計画書なんてある程度の未来の予定、予測でしかなくその未来を確実に現実にするだけの力があるかどうかは、過去の実績によって判断されるからです。
どんなに素晴らしい事業計画書を書いてきて、完璧なまでにうまくいく根拠もあるアイディアと資金繰り予定でも、それを実現するだけの能力と行動力が伴っていなければ投資する側としては魅力的には映らないということです。
かつ、周りのライバル。つまり他に資金調達をしようとしている人たちの8割9割はみな何かしらの実績があると言っても過言ではありません。
なので投資家やお役所さんたちは余計に前提条件として実績部分を見ることが多くなります。
ですがタイトルでも伝えている通り、今回はそういった実績が何もなくても資金調達を行う方法を教えます。
2, どうやって実績がないのに資金調達をするの?
実績が何もない状態で資金調達が成功するのは、限りなく可能性が低くなります。
そんな状態で資金調達を行うのであれば、実績を作る以外に方法はありません。
え?それができないから困ってるんですけど。。
と思われる方もいるかも知れませんが、
”実績を作る”は実際誰がやっても作ることができます。
それがPart1でもお話した、国などから補助金や助成金を獲得する。または何かしらのビジネスコンテストで結果を出すことです。
これが一番早く確実に実績を付ける方法です。
補助金や助成金は基本的に後出し(先に使用した経費の20%〜60%ほどがあとで支払われる)という内容ですが、実際これでも1000万円から2000万円ぐらいは中小企業でももらえます。それぐらい経費を使用する機会があると思いますので。
では補助金や助成金、ビジネスコンテストで結果を出すために一番重要なのは専門家に相談することが大事です。
東京にはTOKYO創業ステーションという、独自に5年未満の会社に創業助成金を提供している東京都 中小企業振興公社が運営している組織があります。
TOKYO創業ステーション
https://startup-station.jp/m2/
様々な分野の専門家がプランコンサルティングや事業計画書の相談、または創業助成金を受けるためのアドバイスを無料で行っています。
専門家の人たちは様々な起業例を見てきて、様々な事業計画に関わり、多くの助成金や補助金をうけた経歴を持った人たちです。
専門家ならではの、助成されやすい事業計画書やビジコンで結果をだせるような事業計画書を作成することができます。(ですがあくまでも作成は自身でやる必要があります。アドバイスをしてくれるだけです。)
まだ、どんな事業をやっていくのか?これからどんなことがしたいのか?それがまだ決まってない段階から相談を受け付けてくれますのでどんどん相談に行きましょう。
3, コンテスト主催側が行う”ブラッシュアップ型”事業計画
ビジネスコンテストでの結果は投資家が注目する最もたる実績ですが、その中でも僕がオススメするのは東京都産業労働局が主催しているTOKYO STARTUP GATEWAYというビジネスコンテストです。
TOKYO STARTUP GATEWAY
http://tokyo-startup.jp
このビジコンの魅力的な特徴は、まだアイディア段階にある事業計画自体をこのビジネスコンテストの中で専門家たちと仲間たちと一緒に計画をブラッシュアップしていくことができるという点です。
さらに、参加は非常に簡単で、今ある自分の思う事業ベースを400文字の原稿にして提出するだけというお手軽参加ビジネスコンテストなのです。
最初の400文字がよくわからない400文字だとしてもその後ブラッシュアップをしていく中で最高の出来の計画書をつくり優勝を狙える完全にビジコン初心者向けの優しいコンテストです。
このコンテストの魅力的なところは都が行うビジネスコンテストという点であり、有名な企業がサポーターとして支援をしてくれています。
コンテストでの成績上位者には、もちろん有名な企業とのタイアップも考えられますし、純粋なサポートも受けることができます。
有名企業が注目しているぐらいですので、個人投資家や、投資家の方々も注目している人が多いですので、結果を出せばどこにいっても恥ずかしくない事業であり会社であることの証明にもなり、自然とお金が集まりやすい体質になります。
投資家やお役所さんたちはお金がないところやお金が集まらなそうなところには絶対に投資をしません。彼らが好き好んで投資をするところは”お金があつまりそうなところ”だけだからです。
ですのでビジコンで結果を出すだけで投資家が
お金を出してあげようか?から
お金を出させてください。に変わるということはこういうことです。
さらにプレゼンが上手い人のところなどには集まりやすいです。
プレゼンが上手ければいずれ誰かが投資するだろうという判断で投資をする人もいるみたいで、総合的に見て投資家の中には、どんな事業に投資をするか?ではなく、他の投資家がこの事業に投資をしそうか?ということで判断している投資家も少なくないみたいです。
4, TOKYO STARTUP GATEWAYの賞金はいくら!?
TOKYO STARTUP GATEWAYでは優勝者や最優秀者には賞金が提供されます。
以下、引っ張ってきましたが
最優秀者100万円、優秀者50万円の賞金を提供。ファイナリストには、サポーター各社から支援メニューが提供され、更に、翌年度までの都内での法人設立で、都から活動資金100万円が提供されます。
驚くべき内容です。
とにかく優勝や最優秀者にならなくても、ファイナリストまでなんとか生き残ることができれば、都から活動資金100万円が提供されるので、実質ファイナリストはみんな最優秀者と同じ資金が受けられるわけですね。
ということは最優秀者は200万円。優勝者は合計で150万円の資金提供があるということですね。。でかい。。
さらに支援サポーターとなってくれている企業も有名企業がズラーッと並んでいます。
下記はアクセラレーション部門に入ることができた場合に支援してくれる日本の有名VCや創業支援プログラムがあなたを支援してくれます。
下記はファイナリストが受けることができる事業支援メニューです。
かなり有名な企業や、事業を進めていく際に必須となる業務に関わる企業が多く、この支援を受けれるだけでもかなりの額の支援を受けていると思ってもいいです。
まだまだたくさん支援メニューがあるのですが、あまり書くと回し者だと思われそうなので、この辺にしておきます。
どれほどビジネスコンテストが重要かおわかりいただけましたでしょうか?
5, 最後のピース:反則税理士
真面目な資金調達をめちゃくちゃ短くまとめると
■専門家に相談しながら事業計画書を作成する
■ビジネスコンテストに参加して結果を出す
■補助金や助成金を受けれる体制を作る
重要なステップはこの3つぐらいでこれができればほぼ3000万円以上の資金調達ができると思っても過言ではありません。(事業体によりますが)
さらにこの3つのステップを盤石にするステップが反則税理士の存在です。
世の中には、日本政策金融公庫の役員の方が直接週に1度のペースで税理事務所や会計事務所に顔を出すような税理・会計事務所が存在します。
ですので公庫での融資はその事務所のお墨付きというだけでほぼ80%通るようなところがあります。反則でしょ。。
元国税にいた。という税理士さんも心強いですが、資金調達に強い税理士さんは間違えなくこの反則税理士さんです。
僕はこの反則税理士さんに公庫からの資金調達をお願いして、あっけなく資金調達を行うことができました。相談してから着金まで2ヶ月ぐらいの期間で。
それぐらい強い税理士事務所もありますので顧問をお願いする税理士は慎重に選びましょう。
本気で資金調達を目指す方にはこっそり紹介しますのでオープンチャットから連絡をください。
オープンチャット「マーケティング実践質問会」
https://line.me/ti/g2/nyBDYY8-fifDvjggQcJAnw?utm_source=invitation&utm_medium=link_copy&utm_campaign=default
6, 最後に
真面目な資金調達をここまで3回にわけて書きましたが、正直なところ。。。
全然全部書ききれていません。
すみません。これでも要点を絞ってかなり濃厚にして伝えたつもりですがまだまだたくさん伝えないといけないこと、伝えれることがあります。
完全版はまた時間があるときに更新をしようと思いますが、そこには資金調達のすべてを書き記す殿堂書としようと思います。
こんな感じのお試し資金調達編みたいになってしまいましたが、これでもいまから起業する人が実践すると恐ろしく効果を発揮すると思います。
実際に僕が起業当時からこのやり方を知っていてすべて実践していれば今頃合計で5000万円近くは資金調達を受けれていたと思います。そのうち2000万円ほどは補助金でかえさなくてもいい資金になっていると思います。
是非実践をしてみて途中結果や実践結果をオープンチャットで報告してくれると嬉しいです。
それでは次のリクエストについて今度は書いていきますので資金調達編は終わります。ここまでお付き合いいただきましてありがとうございました。
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