Xの検索テクニックで嫌な思いを回避!見たくない投稿を非表示にする方法
X (旧Twitter) は便利な情報収集ツールですが、同時に誹謗中傷や不快なコンテンツに遭遇するリスクも伴います。前の記事「Xの検索コマンドマスターガイド:初心者からプロまで」では検索コマンドの使い方を中心にまとめましたが、この記事では、エゴサーチがやめられない人を対象に、見たくない投稿を非表示にするテクニックを解説します。特定のユーザーや不快なキーワードをミュートすることで、快適で安全なX体験を実現しましょう。
1. 特定のユーザーをブロック/ミュートする
特定のユーザーからの投稿を完全に非表示にするには、ブロック機能が最も効果的です。
対象のユーザーのプロフィールページを開きます。
画面右上の「・・・」メニューをタップします。
「@ユーザー名をブロック」を選択します。
ブロックは、相手からのDM、メンション、リツイートも防ぎます。
もし、相手の投稿を非表示にするだけで良い場合は、ミュート機能を利用しましょう。ミュートの場合、相手は自分がミュートされていることを知りません。手順はブロックとほぼ同じです。
2. 特定のキーワードをミュートする
特定のキーワードを含む投稿を非表示にするには、ミュートキーワード機能を活用します。
Xのホーム画面から、設定を開きます。
「プライバシーと安全」を選択します。
「ミュート」→「ミュートするキーワード」に進みます。
ミュートしたいキーワードを追加します。
句読点や絵文字も使用可能です。
大文字と小文字は区別されません。
「どこからミュートするか」を設定できます(タイムライン、通知、または両方)。
この機能を使うことで、特定のハッシュタグやスラング、個人情報などを含む投稿を非表示にできます
3. 検索演算子を活用して特定の投稿を避ける(エゴサ時の対策)
Xの検索機能には、特定の条件で投稿を絞り込む検索演算子があります。これを逆手に取り、見たくない投稿を検索結果から除外することも可能です。
- (マイナス): 特定のキーワードを除外します。
例: サイバーセキュリティ -詐欺 は「サイバーセキュリティ」に関する投稿のうち、「詐欺」という単語を含むものを除外します。from:: 特定のユーザーからの投稿を除外します。
例: -from:迷惑ユーザー名filter:retweets: リツイートを除外します。これにより、特定の話題に関する過剰な拡散を抑制できます。-filter:retweetsとすればリツイートのみ表示できます。
これらの演算子を組み合わせて、より複雑な条件を設定することも可能です。
例えば、サイバーセキュリティ -詐欺 -from:迷惑ユーザー名 は「サイバーセキュリティ」に関する投稿から、「詐欺」というキーワードを含むものと、特定のユーザーからの投稿を除外します。
さらに詳しく
1. 組み合わせによる高度なフィルタリング:
複数キーワードの除外:
-keyword1 -keyword2 -keyword3 のように、複数のキーワードを-で繋げることで、それら全てを含まないツイートのみを表示できます。例:政治 -選挙 -政党 -国会 は、政治全般に関するツイートから、選挙、政党、国会といった特定の話題を除外します。OR 演算子と組み合わせる:
keyword1 OR keyword2 -keyword3 は、「keyword1」または「keyword2」を含むツイートを表示し、同時に「keyword3」を含むツイートは除外します。例:サッカー OR 野球 -暴力 は、サッカーまたは野球に関するツイートを表示しつつ、暴力的な内容を含むツイートは除外します。from: と - の組み合わせ:
特定ユーザーの特定キーワードを含むツイートを除外できます。例:-from:特定のユーザー名 keyword1 は、特定のユーザーが投稿した「keyword1」を含むツイートを除外します。これは、特定のアカウントが特定の話題について発信する際に、それを見たくない場合に役立ちます。
2. 特定の種類のコンテンツをフィルタリング:
filter:links -filter:replies:
リンクを含むツイートのみ表示し、リプライは除外します。ニュース記事やブログ記事へのリンクが多く含まれるアカウントをフォローしている場合に、議論を追わずに情報収集したいときに有効です。filter:native_video -filter:retweets:
Xに直接アップロードされた動画のみを表示し、リツイートされた動画は除外します。オリジナルコンテンツを重視したい場合に活用できます。filter:images filter:safe:
画像を含むツイートを表示し、かつXによって安全だと判断されたもののみを表示します。不適切な画像を避けたい場合に有効です。ただし、Xの判断が常に完璧とは限らないため、注意が必要です。
3. 具体的なユースケース:
特定のイベントに関するネガティブな意見を避ける:
オリンピック -批判 -問題 -不祥事 は、オリンピックに関するツイートからネガティブな意見を除外し、ポジティブな情報に集中できます。特定の商品に関するステマを避ける:
商品名 -PR -広告 -提供 は、商品名に関するツイートから、PRや広告と見られるツイートを除外します。より客観的な意見を収集するのに役立ちます。特定のインフルエンサーの特定の話題に関するツイートを避ける:
-from:インフルエンサー名 keyword は、特定のインフルエンサーが特定の話題についてツイートするのを避けたい場合に役立ちます。
4. その他の対策
不適切なコンテンツを報告する: 誹謗中傷や嫌がらせに遭遇した場合は、躊躇なくXに報告しましょう。
リストを活用する: 興味のあるアカウントのみをリストに追加し、そのリストのタイムラインを見ることで、ノイズを減らすことができます。
サードパーティアプリを利用する: ミュート機能を拡張するなど、より高度なフィルタリング機能を提供するアプリもあります。
5. まとめ
Xを安全に快適に利用するためには、これらのテクニックを組み合わせて、自分にとって最適な環境を構築することが重要です。
不快なコンテンツに遭遇する可能性を最小限に抑え、ポジティブな情報収集ツールとしてXを活用しましょう。 Xの仕様は変更される可能性があるため、最新情報を確認することをお勧めします。
6. 補足(逆に見つけるための検索テクニック)
具体的な検索例
過去1週間の誹謗中傷を検索 (2024年12月1日時点):
自分の名前 (バカ OR アホ OR クズ OR 死ね OR 消えろ) since:2024-11-24特定のアカウントからの誹謗中傷を検索:
自分の名前 from:特定のアカウント名特定のアカウント以外からの誹謗中傷を検索:
自分の名前 -from:特定のアカウント名自分へのリプライで誹謗中傷を検索:
@自分のアカウント名 (バカ OR アホ)画像や動画を含む誹謗中傷を検索:
自分の名前 (バカ OR アホ) filter:images OR filter:videos
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