ディスプレイオーディオ -後付けカーナビ- AndroidAuto ダークモード自動切替の壁 2023夏

背景と目的

国産車の純正カーナビは、地図データが古くなると数万円かけてDVD等でデータ更新することが必要になります。既に10万キロ以上走った自車は、2年以上更新がストップしています。そのため、使わなくなったAndroidスマホのGoogleマップをカーナビとして使ってきましたが、画面が小さいという不満と、直射日光・猛暑の車内空間でのスマホ利用に不安のため、後付けカーナビとしてAndroidAutoに対応したディスプレイオーディオ(バッテリーレス)を取り付けることにしました。
なお、純正カーナビはFire TV Stickのモニタとして利用しています。YouTube動画やYouTubeMusic音楽は、既存のカーナビのモニタをつかっていることになるため、ディスプレイオーディオにこれらの機能はそもそも不要という立場です。さらに通話も車のBT接続を使っているので後付けには不要です。製品によっては、オーディオや通話連携を売りにしているものも多いので、あまり需要のない利用方法なのかもしれません。

ディスプレイオーディオ -後付けカーナビ- って?

2023年8月現在、後付けでAndroidAutoやCarPlayを利用するモニタ、通称ディスプレイオーディオが多数販売されています。数年前はクラファン等でも何種類も製品が出ていましたが、既にアマゾンやAliExpressなどで安価に入手可能な製品となりました。
軽く調査(ブラウジング)すると標準的な7インチクラスの製品価格は、1~5万円の幅広な設定とわかりました。
なお、AirPlayやミラーリングの機能がある後付けモニタも多数ありますが、ちょっと値段が上がります。前述のように私にとっては不要な機能です。

いきなり購入

ちょうどアマゾンプライムデーが2023年7月にあったため、数千円割引きの製品を見つけて、勢いで購入してしまいました。製品タイトルは「Spedal NaviCam CL797-7インチ ポータブル カーオーディオ CarPlay&Android Autoに対応 AirPlay機能付き WiFi Bluetooth接続 車Bluetooth音声出力可 ステレオ音質 AUX FMトランスミッター ナビ 音楽 電話 ワイヤレス/有線接続対応 取り付け簡単」というものです。

Spedal NaviCam CL797

購入価格は、15,000円以下でしたので、おそらく格安の部類に入ります。価格変動は以下のような感じです。

値段変動(アマゾン)

探しているときの条件は、後付け可能なアタッチメント付き、AndroidAutoが利用可能、7~8インチ位(超ワイドではなく16:9位のサイズ)としか考えていませんでした。

取付は容易で、特にマニュアルなどを見なくても問題ありませんでした。ダッシュボード上に粘着式吸盤で固定し、シガーソケットに電源を挿して付属ケーブルを接続すれば通電します。

「いきなり購入」の通り、本製品にはカメラが同梱されていたことを箱を開けるまで知りませんでした。有線で本体に接続すれば、バックカメラやフロントカメラとして本体画面に表示させたり、ドライブレコーダー代わりになるそうです。なおクラウド対応ドラレコを導入済みなので、カメラも未使用です。

良い点

  1. 取付が簡単 説明書ほぼ不要

  2. 安価 15Kだとサクサク動く中古スマホと同等

  3. 画面が大きい 7インチクラスが私には最適でダッシュボード上設置の限界(なお、純正カーナビは10インチ)

  4. 車のイグニッションONでカーナビ自動開始 スマホと一度接続すれば、次回からは自動再接続(スマホは、Google Pixel 4を利用)

  5. 電池レスなので安心 灼熱の車内に置きっぱなしでも安心です

悪い点

  1. 起動が遅め 車のイグニッションONしてからモニタの起動とAndroidAuto自動連動完了まで30秒以上かかる。ギリ許容範囲だが、もう少し早くなってぼしい。

  2. GoogleMapの日中/夜間モード切替が自動でできない いわゆるダークモードへの自動切替がされない。毎回、モニタの設定アイコンをクリックして、スクロールして、ダークモードと通常モードの切り替える作業が必要。極めて面倒です。サポートとのチャットのやり取りで、本モニタは光センサーを内蔵していないためモニタ自体で自動でダークモードへの切替はできなことを確認しました。

  3. GoogleMapの日中/夜間モード切替が本体だけ モニタの設定で「自動」切替、スマホでも「自動」切替にすると、スマホのGoogleMapは夜間はダークモードに自動変更されるが、モニタはダークモードにならない。また、スマホをダークモードにしても、本体はダークモードにならない。
    さらにスマホのAndroidAutoを開発者モードにして、日中/夜間の設定を「スマートフォンで管理」にしても、本体は連動してくれない。なぜーーー! これが一番のNGポイントです。※検証続行中

  4. 画面照度の調整・変更が手動のみ これも光センサーが内蔵されていないため、夜間と昼間、天候などによって画面照度が自動修正されません。画面タッチによって手動での照度調整が必要です。日中は最高照度、夜間やトンネル内は最低照度に自動でしてほしいです。

反省と今後にむけて

上記の悪い点で記載したように、AndroidAutoのダークモードの自動切替と、画面照度の自動調整は、私にとっては必須です。
夜間ダークモードで利用し駐車して翌朝に使おうとすると、画面が暗くて設定画面させ見えにくくなるのはツライです。これ絶対必要だと思うのですが、製品紹介に記載されているのを見ることが無いのは不思議です。

なお、よくよく調べて見ると、4万円位とちょっと値段が高いですが、本体に光センサーが入っている製品もあります。「ATOTO P8」という製品ですが、ただしアマゾンでは現在取扱無しとなっていました。。。



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