インドの川に向かってく2日目②
どーも、pmanです、どもども。
前回まではこちらから↓
さてはて、やっとこさ辿り着いた雑貨屋さん、まさに雑貨屋。ザ・雑貨屋。洗剤やらタバコやら、布やら雑多に並んでる奥に…、
ありました。絵葉書。どうしましょう。なんか色々な写真がプリントされておりますが、とんでもなく埃被っております。鼻がムズムズなりながら、インドらしい写真を探します。うーむ。良く分からん建物とか、結構なジャングルみたいのとか、いまいちインドっぽくないなぁ…。
ムム!あった!タージマハール!これぞ、インド!誰が何と言おうとインド!よし!これを買う。
…………レジ周りはインド人で溢れかえっておりますな。
どうやら列を作る文化はないらしく、みんな我が我がでごった返しております。
…うん。郷に入っては郷に従え。pman、突撃!
「ハウマッチ、イズ、ディス!?」
「ハ、ハウマッチ、イズ、ディス?」
「ハーウマァーッチ!イズ!ディス!」
よし、店員さん振り返った。今だ!買うんだ!よし!買えた!よし!
と、絵葉書一枚で朝ごはんの分のカロリーを使い果たしたかのような有様。しかし、これでミッション『娘ちゃん達に絵葉書を出す』を遂行できる!
地図を見ながらウロウロ。あれ?この辺のはずなのに郵便局がないなぁ。何度もウロウロ。
…分からん。その辺のインド人に聞いてみよう。「ヘイ、ジャパン?」
ちょうど声をかけてきました、人の良さそうなおじさん。
「エクスキューズミー。アイ、ウォントゴートゥーポストオフィス。」←(訳 すんませーん。私郵便局へ行きたいんですが…。)
おじさん、ニッコリ。
「オーケー、オーケー。」と言いながら歩き始めます。お、着いて来いってことね。よしよし。
おじさん、怪しげな雑居ビルに入って行きます。え?大丈夫?薄暗い階段を登っていきます。え?マジで?いきなりギャングみたいなのに「金を出せ!」とか言われない?こえーよ。
着いた先は鉄格子のある踊り場のような場所。しかし、良く見ると鉄格子の向こうでは、手紙をワサワサ束ねてる人が見えます。
あー、これがインドの郵便局。日本と雰囲気違いすぎて、ビビりましたわ〜。良かった。おじさん、サンキュー。小さなカウンターで我が家の住所と、娘達へのメッセージを書き込みます。うん?おじさん、ニコニコと私を見ています。鉄格子越しに「エアメール、プリーズ。」というと切手が出てきました。うん?おじさん、まだ私を見ています。サンキューサンキュー。と伝え、切手を貼り、鉄格子に差し出します。頭の中では「ミッションコンプリート。」の声が鳴り響きます。良かった良かった。うん?おじさん、まだいるなぁ。サンキューサンキュー。
うん?何?この後?コンノートプレイスって所に行ってみようと思うよ。え?そこまでの道教えてくれるの?歩いていけるの?本当?じゃあ。お願いしようかな。親切だなぁ。袖ふりあうも他生の縁ですな。
…………30分後。
そこにはこんな凸凹した道を、延々と炎天下の中を歩き回されて未だにコンノートプレイスに辿り着かない、おじさんとpmanの姿がありました。続く。