世界で一番珍しいとされるコーヒーをインドネシアで買って来た。
5月の連休を利用して7日間でジョグジャカルタへ、ボロブドゥール遺跡を見に行ってきた。
その中で、二件の珍しいコーヒー店に出会いました。
一つは、ボロブドゥール遺跡の中心から東へ直線上にあるパオン遺跡(Candi Pawon)そばにある「Pawon Luwak Coffee(パオン ルアック コーヒー)」と、ジョグジャカルタの街なかにある銀製品の名店といわれる「ボロブドゥールシルバー」からベチャにバイクが付いたベチャモトールで15分位のところにある「Mataram Kopi Luwak coffee(コピ・ルアック コーヒー)」
希少価値があると言われていて、世界でも高価なコーヒー豆と言われている。
ジャコウネコが食べたコーヒー生豆。
その排泄物を丁寧に洗浄し、さらに乾燥させて作ったもの。
木の実を食べる習慣のあるジャコウネコの腸内で発酵しているので、焙煎したときに独特の芳香を醸しだしているようだ。
コーヒーは、木で赤くなった豆を収穫する。このジャコウネコも同様、赤く熟した豆だけを食べる。これを聞くと収穫量が限られているのも頷ける。
飲み方としては、
豆を細かく挽き(見てきたものは、本当に細かくしていた)
それをティースプーンで1杯、150cc程度のカップに直接入れる。
(通常の珈琲のようにペーパードリップはしない・・・風味が落ちてしまうそうだ)
それだけで、ジャコウネコ珈琲(コピ・ルアク)の完成である。
普段のコーヒーの香り以上の品格。芳香があり、味は、苦みのなかに甘さを感じる。
嫌な苦みではないので、普段モカなどの中煎りが好きな人にも受け入れられる。
保存は、冷蔵庫には入れずに密閉容器で冷暗所にとの事。
日本で、このジャコウネコ珈琲を提供しているところでは、喫茶店で1,800円とか、ホテルの階上ラウンジで7,000円とも言われている。ちょっと手の出ない価格設定である。
幻のコーヒーと言われているだけのことはある。