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「ブラウンバック運動について」発表原稿

今日、多職種連携会議にて、薬剤師会からブラウンバックの取り組みについての発表する時間が与えられました。今回は、ブラウンバック運動を知らない方や多職種の方向けに原稿形式で簡単に記事をまとめていきたいと思います。


お世話になります。

この度は、お時間いただいて、ブラウンバック運動について発表させていただきます。

皆さん、ブラウンバック運動って言葉ご存じでしょうか?

言い換えれば残薬バック運動です。

以前、アメリカで配布された残薬バックが茶色だったことからブラウンバックと呼ばれるようになったようです。

取り組みとして、患者さんに残薬バックを配布して、次回来局日に残薬を持参していただくという流れです。

この取り組み自体は以前から薬局としては行っているものではありますが、チラシの記載の通り、今年の11月頭から、来年の3月末まで集中して取り組みましょうということで私たち薬剤師会も強化して取り組んでおります。〇会長からも是非強化して取り組んでほしいというお言葉を頂いており、〇県薬剤師会からもどのくらい残薬バックを配布したかなどの集計をしている形です。

まず、残薬バックに入れてもらうものというのは、簡単に言うと患者さんが今飲んでいるお薬全部です。詳細を言いますと、

・医療機関で処方してもらい薬局で調剤してもらった全ての医療用医薬品
・昔もらった医療用医薬品も含みます(なんの薬か分からないものも入れてください)
・市販薬、健康食品、栄養剤など

です。

残薬バックのメリットはたくさんあります。

・(1つ目は想像しやすいと思いますが、)残っているお薬を残薬調整をして、医療費削減でき、患者さんの負担も軽減することができます。
・不要なお薬があった場合、薬局で内容を確認し、患者さんが間違ってお薬を飲むことを防ぐ事ができます。
・また、飲みづらいというニーズがあった場合に、一包化、お薬カレンダーセット等で飲みやすいように支援する事ができます。
・また、全く飲めていない状況等が発覚した場合は、病院の先生と相談の元、飲み方の変更提案、もしくは減薬提案等をさせていただきます。

ここで、メリットの3個目に説明させてもらった、「飲みやすいように支援する」の補足をさせていただきますと、うちで調剤したお薬、他薬局で調剤されたお薬関係なくのみやすいように支援させていただきます。どういうことかと言いますと、複数病院かかられている患者さんで、S薬局で調剤されているお薬とA薬局で調剤されているお薬があった場合に、どこで調剤さたお薬関係なく、調剤済みのすべてのお薬をS薬局に持参していただとします。そうしたら、飲みやすいように一包化で合包して飲みやすくするということも可能です。なので、残薬バックに入れるお薬というのは今飲んでいるすべてのお薬と言われてもらったのはそのためです。


介護職の方へのお願い。

患者さんのご自宅に行く機会が多いと思いますので、もし、お薬飲めなさそうな患者さんや認知が不安な患者さんと遭遇した場合、この残薬バックの取り組みをお話してもらい、患者さんに薬局に残薬を持参してもらうように、促していただけたら幸いです。

よろしくお願いします。

ここまでで何かご質問ありますでしょうか?



S薬局から1点お知らせがあります。

会場に、出張健康相談会のチラシを入れております。

骨密度や血管測定などの健康測定、熱中症やコロナ関連の講義形等を現地に行って、行うというものです。

世の中の情勢として、コロナの影響でお年寄りの方の引きこもりで、フレイル、認知の悪化等が懸念されており、健康相談会のニーズというのはあるようです。

コロナの勢いが増している中ではありますが、もし、興味がある、詳細を知りたい等の相談などありましたら、S薬局までご連絡していただけたらと思います。


以上です。

ご清聴ありがとうございました。

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