ヒダリハンブン
身体でいうと、左側が弱い。
内的にしろ外的にしろ、何かの影響を受けやすいんじゃないかと思う。
人の身体を触っていても、そういう人がたまにいることに気づく。
数年前、顔面の左半分が麻痺して動かなくなった。
そこから、体調が良くなかったり、疲れていたりすると、顔の動きが悪くなったり、身体の左半分の皮膚感覚がにぶくなるようになった。
そうすると、自分で触っているのに、意図せず誰かに触られた時のように、ざわっとする感覚が生まれる。
その瞬間は、触っている意識と触られている意識がバラバラで、どちらも自分ではないような感覚になる。
以前、はっきりと全身の左半分の皮膚感覚が麻痺したときに調べたら、右と左で男性性と女性性に別れていて、左は女性性をあらわしているという内容が書かれている記事を見つけた。
女性性がどうかしているということなのかもしれないし、女性性に抵抗しているのかもしれない。
あるいは、自分が今のところ持っている女性性というものに対する認識に抵抗があるということなのかもしれないし、そもそも女性性というものは弱いものだという信念が働いているのかもしれない。
いずれにしても、心の有り様や、信念によって、身体の在り方は大きく変化する。
わたしの左半分は、そこに不整合があることのバロメーターとして役に立っているのかもしれない。
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