未踏ジュニアの振り返り
未踏ジュニアの 成果報告会 から早くも2ヶ月が経ちました。
この記事は未踏ジュニアアドベントカレンダーの記事です。この記事では、自分がこの未踏ジュニア期間の半年を振り返っています〜
自己紹介
高専2年生のたなかかいといいます!
未踏ジュニア‘23で「AI 4コマメーカー」を作っていました〜
AI 4コマメーカー
というものです。なかなかに面白い4コマ漫画ができるので下のページから作成してみてください🤓
振り返り
提案書(3・4月)
3月の中旬くらいに、何かしたいと考えていた時に未踏ジュニアの存在を紹介してもらいました。前々から、「落書きがなにか面白いものにならないかなー」って考えていて、その時にChatGPTがめちゃくちゃ流行し出してこれならできそうってことで提案書を書き始めました⛏️
提案書時点で動くもの(プロトタイプ)は特になく、未踏ジュニア挑戦者の中でも珍しい部類だったと思います。提案書にはこんなプロセスなら絵が4コマ漫画が生成できるというようなことを書いていました。
ちなみに、応募段階でのプログラミングの能力は、Pythonで画像処理とかをしていたくらいでフロントエンドだったり、webアプリを作る知識がほとんどありませんでした。
面接(5月)
あまり深く覚えていないのですが、メンターの方から事前に質問が届いてそれについて、回答するという感じだったと思います。
面接という面接というよりも、このプロジェクトをどういう方向性にもっていくのかとか、なによりも、形がほとんどなかったのでここの技術はどうするなどとかいう感じだったと思います。
ブースト会議(6・7月)
ブースト会議で自分のアイデアだったりプロジェクトを、未踏ジュニア関係者の方らにフィードバックをいただきました。
この時は、2つのキャラクターを文字で入力したら4コマ漫画のストーリーができるというものを持っていきました。でも、そのストーリーはなにも面白くなくプロンプトに大きな課題が見つかりました。
そのほかにも、詳しい概要が決まっておらずこういう流れにした方がいいのではないかと意見をもらいました。
LLM合宿・中間合宿・ソフトウェア合宿(8月)
LLM合宿
未踏ジュニアのLLMを主に活用しているクリエータで集まって、主に、プロンプトチューニングをする合宿がありました。
そのとき、面白い4コマ漫画のストーリーがなかなか作れず、苦戦していて、参加していたみんなに協力してもらい誰が面白いストーリーを作れるのか的なことをした時に、一番面白かったのは、なにがなんでも4コマ目は"大爆発"というオチだったんですけど、意外と伝わって面白かったです。でも、なかなか面白いものができなかったんですよね。AIには面白いがわからないという壁にぶち当たりました。
中間合宿
未踏ジュニアの期間で中間の合宿です。周りのプロジェクトは、元から形もあったりとして自分だけかなり進捗がやばいのではと焦るいい刺激になりました。
この時の完成度としては、絵の描かれた画像から絵を認識して、ストーリーを作成するというものでした。とりあえず、人に使ってもらえるものを早くしようと!
でも、高専生は他の学校と比べて、夏休みが長いですし、9月がまるまる休みなのでそこで頑張るぞとなりました。
ソフトウェア合宿
未踏ジュニアでソフトウェア開発をしているクリエータで集まって、主に、開発をする合宿がありました。ここでの進捗が著しかったです。
同期のクリエータの 小林くん がとくにフロントエンドについて教えてくれたおかげで、キャンバスに絵を描いたら4コマ漫画がでてくるという、それなりに動くものができました。下の4コマ漫画が生成されるものができたので、すごくびっくりされた記憶があります。
また、動くものがとりあえずできたので、U-22プログラミング・コンテストに応募してみました。ちなみに、応募資料を書き始めたのが締切の9時間前で、応募が完了したのは締切3時間前です😱
夏休み(9月)
この一ヶ月で、公開をはやくしないとっておもって結構焦っていたのと、MakerFairTokyoのために全力でなんとか人にいいように見せれるように、頑張ってました。
なんとかUIとかは整え、つまらない4コマ漫画が完成するというところまでいったので、未踏ジュニア内でユーザーインタビューなどをしていき、課題を探しました。それと同時に、面白い4コマ漫画はなんなんだという研究をしていました。面白いというのは答えがないですし、かなり難しかったです。
漫才
漫才の面白さについて考えている時に、オチって「〇〇が◻︎◻︎になること」だと解釈し、それをキャラクター設定に落とし込むべきだと考え、それなりに起承転結ができた4コマ漫画ができました。
マンガ
ドラえもんでキャラクターの性格がどのようにストーリーに影響するのかと考えた時に、キャラクター設定は大切だなと気づきました。例えば、のびたくんの成績が100点をたくさんとっていたら性格の設定が変わってしまいます。
これらの研究などから、オチの設定をキャラクター設定に落とし込むべきだと考え、それなりに起承転結ができた4コマ漫画ができました。
Maker Fair Tokyo・リリース(10月)
Maker Fair Tokyo(10/14・15)に未踏ジュニアブースでAI 4コマ漫画を出展しました。この2日で200枚くらい作成してもらったと思います。あまり、ソフトウェアを出展するような人はいなかったですけど、完成した4コマ漫画をレシートプリントすることで喜んでもらえました。出展するだけでなく、みていて面白い作品ばっかりで来年も行きたいなと思いました〜😃
(ちなみにエラーが1、2回しか起こらなかったのでうごくんだという自信?になりました笑)
Maker Fair Tokyoでの反省点などとかを修正したのちにリリースしました〜!
成果報告回・U-22 プロコン最終審査(11月)
11/3に成果報告会(@東京大学)がありました。今振り返ると、本番で動いてくれて良かったのと、案外前に立つと楽しく発表ができました。場の空気を作ってくれた観客の皆さんには感謝です!
11/19にU-22 プログラミングコンテスト 最終審査(@昭和大学上條記念館)がありました。発表までかなり緊張してました。緊張対策として未踏ジュニアのメンターの方やOBの人に拍手を求める作戦を思いつきました笑
最初の拍手のおかげで落ち着いて発表することができたのでよかったです。また、聞いていてもどれもすごいものでワクワクしました。小学生2人組がすごすぎて、これからも頑張らないとなっていう刺激になってモチベーションが高まりました。
結果は、サイボウズ賞をいただくことができて嬉しいです🥳
最後に、
この半年間はすごく濃かったです。全ての関係者の方に感謝です🙇🏼♂️
何事も挑戦だなと、一歩踏み出してみないと失敗も成功もないととても痛感しました。
この記事を読んで一歩踏みだすきっかけになれば嬉しいです。
また、貴重な学生の時間を、未踏ジュニアに挑戦しようとしている方にとって良い後押しになればと思います。
また、そしてなにか新しいステップを踏もうとしている人は一緒に頑張っていきましょう🫡
最後まで読んでいただきありがとうございました。
p.s. 一緒になにか面白いあたらしいプロジェクトする人も探してます〜
この記事に対してのお問い合わせ・質問などは@k1ut_にてお願いします。
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